図はボールが45m/sで飛翔しているボール周りの流れを解析した結果。速度ベクトル分布を示しており、速度は赤色が最も早く、紺色が最も速度が遅い。
注目すべきはボールの後ろの空気の流れで、これが大きいほどボールの抵抗は増す。つるつるなボールは普通のボールよりも流れが早く剥がれている(青色の部分が大きい)。つまり、抵抗が大きくボールが飛ばないことを示している。
対して普通のボールは後方の流れが小さい。ディンプルの効果によりボールと空気の流れの離れる場所(剥離点)を後方に移動し、抵抗を少なくしている。これにより飛距離が伸びているのだ。ディンプル構造の違いで、抵抗を小さくするような工夫を各メーカーが行っている
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