どんな状況でも安定したハイ・スピン性能これが最新ツアーモデルウェッジ「RM-12」の大きな魅力

球を包みこむようなヘッドのフォルムと、ストレートに近いやや出刃のリーディングエッジ。『RM-12』のヘッド形状は、クセがなくて構えやすいですね。ショットのイメージを沸かせてくれる、とてもいい顔をしています。特筆すべきは、アドレスしたときに"ヘッドの据わり"が抜群にいいことです。フェースを開いて構えても安定感があって、どんな打ち方にも対応してくれますね。

実際に打ってみると、フォーティーンならではの打感の良さを感じます。それに加えて、やはりスピン性能が高い! さらに、何度打っても、グリーンの狙ったところにピタリとボールが止まってくれます。グリーンに着弾してからボールが毎回、同じような止まり方をするので、打っていて高い安心感と信頼感が得られます。ツアーウェッジとして大変重要なことです。そして、フェアウェイから打っても、ラフから打っても、スピンの利いたアプローチショットが安定して打てる。本当に高い機能性を感じますね。

ツアーの選手たちがウェッジに求めるものに、構えやすさ、いろんな状況に対応する対応力があります。その点、『RM-12』は フェースを開いても閉じても構えやすく、抜群に抜けの良い最新ツアーソールとのマッチングによる優れた対応力があります。

そして、ツアープロから高い信頼を得るために 最も重要なのが高い安定性。厳しさが増す現在のツアーのコースセッティングのなかで、どんな状況下でもイメージどおりのウェッジショットを打てるかどうか。スピンが利いたり、利かなかったり、あるいは思いの外かかり過ぎたりがない。それが重要なんです。

フォーティーンの最新ウェッジ『RM-12』は、ただ単にスピン性能が高いだけではなく、安定したハイ・スピン性能そして状況への対応力の良さが備わっています。まさに現代のツアープロが求めるツアーモデルウェッジと言えますね。

「RM-12」低く長いインパクトを作る最新「ツアーソール」安定したハイスピンの検証1

Hソール48°〜58°モデルに採用されている「Hソール」は、ソール面全体にラウンド感があり、トゥ側とヒール側が大胆にカットされているのが特徴です。フェースを開閉してもバンスの利き具合が変わらず、さまざまなテクニックに対応できるようになっています。フェアウェイからのショットでは、インパクト時にソールが地面に低く長く接している感覚あり、厚さが均一の薄いターフがスパッと取れました。何度打ってもハイ・スピンのアプローチショット が安定して打てたのは、この新しいソールデザインの効果ですね。

Tソール60度のウェッジに採用されている「Tソール」には、ソールの中央部にはっきりとした稜線が見てとれます。フェースをスクエアにして打つときにはリーディングエッジ側のバンスを使い、フェースを大きく開いて打つときには後方のバンスを使って打ちます。言うなれば2つのソールを持つウェッジです。このウェッジでロブショットを打ってみましたが、大きくフェースを開いてもリーディングエッジが浮くことがなく、バンスが跳ねずに低く長く打っていくことができます。ロブショットを多用するPGAのツアープロにベストマッチの スペシャルソールと言えます。

「RM-12」新・台形スコアライン&「溝」の最適化設計安定したハイスピンの検証2

実は、ゴルフクラブの溝というのは、自動車のタイヤの溝と同じ排水溝の役割をはたしています。雨の日はもちろんですが、フェースとボールの間に芝が挟まったときに、溝があるからこそ球が滑らずにボールをしっかりと捉えてスピンを効かせることができるのです。
『RM-12』は精度の高いエッジと最大断面積を持つ最適化された「溝」設計により、 ラフからでも安定したハイ・スピンのアプローチショットが打てるのです。

「RM-12」新・台形スコアライン&「溝」の最適化設計安定したハイスピンの検証2

トップブレードにかけて、フェースの厚さが増しているのが見てとれます。これがフォーティーン独自の「リバースマッスル設計」です。ブレード上部に重量を多く配分することで、ヘッド挙動のブレを抑えて安定性を高める効果があります。この設計によって、深いラフでも芝に負けないショットが打てるのです。

「RM-12」製品データ

ニッケルクロムメッキ・ハーフマット仕上げ
ノーメッキ黒染め仕上げ
スペックシート
金谷多 一郎プロ 1960年東京生まれ。日大ゴルフ部では主将を務め、84年にプロ入り後、87年にプロ初優勝を果たす。卓越したスイング理論とギアに対する豊富な知識を持ち、現在は多くのメディアで活躍中。GDOではギアの定例企画『クラブ一刀両断』でもお馴染み。