クラウンにカーボン素材を用いて軽量化を図り、フリーウェイトをタングステンボルトにしてソール後方に装着したのだ。理にかなったこの手法で重心を深く、低くするとともに、205グラムという重ヘッドの実現に成功したのじゃ。つかまりのいい、そしてインパクト効率を飛躍的にアップさせたヘッドだからこそ飛距離性能を飛躍的にアップさせられるのだ。
東レ(株)のナノアロイ®テクノロジーを基に開発した新素材「ナノメトリック」をシャフト先端部から中間部にかけて複合したことで先端部分の安定を実現させた。どちらかと言えば、飛びの要素を持ったヘッドをミートさせるために安定感を重視したシャフトに仕上げることが狙いなのだ。また、従来よりも手元側にバランスを移動させたことで抜群の振りやすさが味わえるのじゃ。
一般的なグリップと同等の重量52グラムのグリップを採用しているが、グリップエンドに20グラムものタングステンパウダーを内蔵したのじゃ。グリップ全体ではなく、エンドが重い仕様としたことで、重心位置を手元側に移動でき、バランスを軽くすることができた。振りにくいという重ヘッドのデメリットをしっかりと克服しているぞ。
マーク金井
ゴルフ雑誌編集者を経てフリーに転身。これまで試打したクラブは3,000本を越える。豊富な知識とシングルの腕前でクラブの試打&レポートをGDOやゴルフ専門誌など、様々なメディアで展開。
ヘッドの重さは飛びを左右する大切な要素ですが、重くすれば飛距離性能が上がる反面、振りにくくなる特徴があります。つまり、「飛び」と「振りやすさ」には二律背反の関係があるわけです。これを解消するポイントは手元側の重量。ただし、グリップ全体を重くしてしまうと総重量が上がってしまう……。『イーゾーンXPドライバー』は、20グラムのタングステンを入れたグリップで、バランスを調整。これにより、重いヘッドと思わせない振り心地を実現しています。多くのゴルファーが今使っているクラブと同じフィーリングで振れながら、飛距離アップが期待できる。そんなドライバーです。
またグリップエンドに十分な重量があるため、スイングにもいい影響を与えてくれます。ダウンスイングでクラブをタテに動かしやすく、スイングプレーンに乗せやすい。ですからスイングが安定しないゴルファーや思うように練習ができないゴルファーにもオススメしたいですね。 見た目の印象は派手なヘッドデザインの一方、形状はオーソドックス。ネックに弾道調整機能がありますが、それを感じさせないスッキリとしたデザインで構えやすいです。クラウンの上下にカラーを入れたことで全体がシャープに見え、イメージもしやすい顔になっていますね。
データ計測では、一般的なシャフトをつけたものと打ち比べました。決定的に違うのは振りやすさです。一般的なシャフトをつけたクラブだと、ただヘッドが重いだけで、クラブに合わせるようなスイングになってしまいます。一方で、『イーゾーンXPドライバー』なら気持よくスイングすることができました。何回振ってもバランスのいいスイングになるから、結果が良くなるのは当然ですよね。
新構造「デュアルタングステンパワーシステム」が生み出す重ヘッドパワーでアゲンストに負けない低スピン弾道を実現!
■ヘッド重量205g
■オリジナルタングステンバランスグリップ装着
■クイックアジャストシステム搭載
イーゾーンXPフェアウェイウッド
イーゾーンXPユーティリティ
イーゾーンXPアイアン