ゲロンディーのドライバーは、“超飛び”の性能がゴルファーから高い評価を得ている人気のモデル。新シリーズとして展開されるクラブにも、ドライバーと同じ優れた飛距離性能はもちろん、打ちやすさが徹底追求されています。そのカギとなるのが設計コンセプトでもある“ロフトとクラブ長さの最適化”です。
実際、クラブを打ちこなすには、そのロフトに見合ったヘッドスピードが必須となります。そこで今回のゲロンディーシリーズでは、ロフトとクラブ長さを最適化し、ヘッドスピードアップを実現することで、飛びと打ちやすさが両立するように開発されています。
“ロフトとクラブ長さの最適化”の効果を実証実験するため一般的な飛び系アイアンのストロングロフトで、標準的な長さの4番アイアンと“ロフトとクラブ長さの最適化”が図られたクラブ(ゲロンディーアイアン)をアマチュアゴルファーの平均的なスウィングスピードで試打比較してみました。
一般的なクラブは計測データからも分かるように、十分な球の高さが得られず、球のつかまりも悪く、ボールは右に飛び出しがちで、ショットが安定していません。
“ロフトとクラブ長さの最適化”が図られたクラブ(ゲロンディーアイアン)では比較クラブと同じロフトは4番に相当し、シャフトが1.625インチ長く設計されています。
比較クラブと同じスウィングスピードで試打してみると、ヘッドスピードが約2メートルもアップ。
同じロフトのヘッドなのに、球は高く上がり、直進性が強く、飛んでいるのが分かります。
アマチュアゴルファーの多くがロングアイアンを不得意にしています。うまく打ちこなせないのはクラブが長いからと思い込んでいるようですが、そう思っている方の多くは、もっと長いユーティリティーやショートウッドをうまく使いこなしています。これは、逆にクラブの長さが長いからヘッドスピードがアップしているから打ちこなせているんです。実は、打ちにくさの原因はクラブが長いからではなく、そのロフトに見合った必要なヘッドスピードを出せていなかったことの証明でもあります。
ゲロンディーシリーズのフェアウェイウッドは、ロフト13度の2番ウッドから用意されています。2番ウッドのヘッド体積は230㎤、長さは44インチの設定です。構えてみると大型ヘッドとシャフト長とのバランスが良く、長さをまったく感じさせません。むしろ安心感があります。
2番ウッドを打ってみて驚いたのは、13度とロフトが少ないのに、驚くほど打ちやすいこと。まるで5番ウッドを打っているかのようなやさしさです。少ないロフトでもボールをしっかりと拾っていくことができて、弾道は力強く、キャリーでラクに230ヤード、ランを含めると250ヤードは飛ばせていました。
続いて5番ウッドを打ってみましたが、こちらも強い球で、よく上がってくれます。スピンがしっかり入って、きちんとグリーンで止められるような弾道です。インパクトではフェースでボールをぶ厚く押せる感覚があり、球筋に安定感があります。
5番ウッドは、ロフトが17.5度で43.25インチ。球の高さは一般的な5番ウッドと同じイメージながら、いつも以上にやさしく打つことができました。もちろん、飛距離も一般的な5番以上。3番に近い飛距離が出ています。
“ロフトとクラブ長さの最適化によるヘッドスピードアップ効果で打ちやすく、楽に大きく飛ばせる。
『ゲロンディー CF‐115』は、どの番手でも狙って飛ばせるフェアウェイウッドです。
『ゲロンディー・アイアン』のヘッドは、構えやすいストレートネックでラインが出しやすい形状です。打ってみるとヘッドがブレづらく、直進性が高い。球を打ち抜いたときのフィーリングや手応えも好感触です。
構えてみると、ヘッドとシャフトデザインのバランスがいいのでしょう。長さはまったく気になりません。専用設計されたシャフトのおかげで、自然なスイングで振り切ることができました。“ロフトとシャフトの最適化”が番手毎に細かく設定され各番手に最適な長さのシャフトが装着されているため、ロングアイアンやミドルアイアンではやさしく高弾道を打つことができます。これはアマチュアゴルファーにとって、大きなメリットとなるでしょう。そのうえショートアイアンは一般的なアイアンとほぼ同じ長さになっているので、コントロール性が高く、ラインを出して狙っていくことができます。
何よりも気に入ったのは、番手間のつながりが良くて、アイアンセットしての完成度が高いことです。ゴルファーのスキルを問わず、幅広い層が使いやすさを感じるモデルだと思います。
先に発売されていた『ゲロンディー CT-315』は圧倒的な飛距離性能と打ちやすさで高い評価と人気を誇るドライバー。
今回のゲロンディーシリーズはその革新的な性能を受け継いだ待望のフルラインナップの誕生。という印象です。
フォーティーン独自の“ロフトとクラブ長さの最適化”そしてヘッドスピードアップ。というコンセプトで開発されたフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンは、すべてのモデルが大きな飛距離をもたらすだけでなく、打ちやすさも備えられていて、アマチュアゴルファーがやさしく打てるクラブに仕上がっていました。さらに魅力的なのは、ドライバーからウェッジまでの番手のつながりが良く、どの番手に持ち変えてもナイスショットを打ちやすく、フィーリングがいいことです。ゲロンディーはシリーズとして、とても完成度の高いオススメしたくなるクラブです。
“ロフトとクラブ長さの最適化”によるヘッドスピードアップの実現によって、圧倒的な飛距離性能と打ちやすさを両立。長尺スペックに対応するように新開発した大型ヘッドは、3番で230㎤のヘッド体積。大きなヘッドがシャフトの長さを感じさせず、視覚的にも安定感をもたらす。さらに慣性モーメントが大きいため、オフセンターヒットにも優れた安定性を発揮する。2番、3番、5番では打ちやすさとさらなる飛びを、7番、9番では高い安定性をもたらし、すべての番手で飛ばしながら狙える。
アプローチ用のP/Aのクラブ長さを一般的な36インチとして、そこから番手間のシャフト長のピッチを0.625インチに設定することで、各番手を打ちこなすのに必要なヘッドスピードを確保。ショートの番手では狙いやすく、ミドルの番手では安定して飛ばせ、ロングの番手では打ちやすさと飛びを実現する。ヘッドは、この新スペックにベストマッチするように、番手毎に重心位置をに細かく設定。ドライバーからウェッジまでのセット間のつながりが良く、ラウンドで使用した際に、どの番手でも安定したショットを生み出す。
ヘッドサイズにボリューム感があり、ロングショットをやさしく打てるように開発されたユーティリティ。ヘッド体積は24度のモデルで142㎤。慣性モーメントが高められたセミラージヘッドが、オフセンターヒットでもヘッドのブレを軽減し、優れた直進性をもたらす。またヘッドの重心距離を少し長めに設計することで、ユーティリティにありがちな左への引っ掛けを軽減。最適なスピン量の高弾道ストレートボールが打てる。
撮影協力:カレドニアン・ゴルフクラブ