TC-770フォージドのヘッドは、大きすぎず、小さすぎず、引き締まった形状です。すんなりと構えられて、ターゲットに対してラインを出しやすく、プレーヤーが意図した球を打ち分けられそうな雰囲気が感じられます。
まずはミドルアイアンで約170ヤードを打ってみましたが、フェースの芯でヒットしたその手応えは、まさに無垢の軟鉄鍛造アイアンそのもの。ボールを打つのが楽しくなるような心地良いフィーリングです。そして、やさしく打ちこなせる印象があるのもTC-770フォージドの特徴です。ソリッドながらも安定感があるという感覚。非常に打ちやすいアイアンですね。
TC-770フォージドは、単一素材構造の正統派軟鉄鍛造アイアンです。
デザインはシンプルに徹していて、プレーヤーに優れたフィーリングを与える打ち応えのいいアイアンとして開発されています。それでいてプロや上級者が求めるやさしさと、最新のゴルフシーンに対応する操作性のよさや機能性を持ち合わせているのが特徴になっています。
とにかくゴルフが好きで、競技にも出られるようなセミアスリートの方に使っていただきたいアイアンです。
アイアンショットにありがちな、コース上でのいろんなシチュエーションからTC-770フォージドを打ってみました。ロング番手は高弾道で飛距離が出て、ミドル番手はショットの安定性がすごくいい。障害物があってフックやスライスといった球筋を打ち分ける必要がある状況でも、TC-770フォージドは、自分がイメージしたとおりの曲がり幅と距離感でピンを果敢に攻めていくことができました。プロや上級者が意図した弾道をオートマチックに打つことができますし、必要に応じてボールを曲げられる操作性や自在性も兼ね備えています。
ボールが少し沈んだラフから、ショートアイアンで打ったときの手応えも抜群です。フライヤーを計算して打ったときに、自分が思ったよりもボールが飛びすぎることがなく、飛ばなさすぎることもありません。しっかり芯でヒットしてターゲットをピンポイントで狙っていけました。スコアに直結するショートアイアンでの打ちやすさも、TC-770フォージドの大きな魅力です。現状のアイアンに満足しているゴルファーでも、TC-770フォージドを使えば、もっと満足できそうですね。
TC-770フォージドは、軟鉄鍛造アイアントップクラスの深重心に加え、ロング番手は低重心に、ミドル番手は低すぎず高すぎず、ショート番手はやや高めにするなど、重心位置を番手ごとに細かくフローさせています。これによりクラブなりに打つだけで各番手の理想的なショットを打つことができます。
なかでも、ショートアイアンでの打ちやすさにこだわって開発しています。昨今のアイアンは高弾道で飛ばせるようにヘッドの低重心化が図られているモデルが多いのですが、その流れで設計されたショートアイアンは、飛びすぎたり、逆に飛ばなかったりと、正確なコントロールショットを打つのが難しくなることもあります。
そういった現在のアイアン特性を踏まえて、フォーティーンでは単品ウェッジのラインナップにPWや9番アイアンのロフトに相当するローロフト・ウェッジを用意していますが、TC-770フォージドのショート番手には、単品ウェッジに負けないぐらいショットをコントロールしやすい設計を採用しました。実際のラウンドで、このショート番手の打ちやすさを実感していただけると思います。
●ヘッド:軟鉄(S25C)鍛造
●仕上げ:ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ(バックフェイス部=ミラー仕上げ)
●シャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 スチールシャフト(S/106.5g)
*受注生産/N.S.PRO 950GH HT(S/98g・R/94.5g)
#4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | P | |||||||||||||||
LOFT | 22° | 25° | 28° | 32° | 36° | 40° | 45° | ||||||||||||||
LIE | 60° | 60.5° | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | ||||||||||||||
クラブ長さ(inch) | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 | ||||||||||||||
N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 スチール |
S | クラブ重さ | 399g | 405g | 412g | 419g | 427g | 435g | 443g | ||||||||||||
バランス | D1 | D1 | D1.5 | D1.5 | D1.5 | D2 | D2 | ||||||||||||||
シャフト重量 | 106.5g |
◎12月4日発売
撮影協力:ロイヤルスターゴルフクラブ