フォーティーン UT716の個性際立つその性能を徹底試打&検証

ホールのロケーションや打つべき距離に応じて、 求められるコースマネジメント力。
フォーティーンの最新ユーティリティ『UT-716』は、それぞれの番手が使用されるシーンを想定して、番手ごとの機能を徹底追求して開発したモデルだ。
この最新ユーティリティの番手ごとの個性が際立つ性能を確かめるべく、金谷多一郎プロが弾道計測器を使って試打。
想定されるコースのシチュエーションでも、それぞれの番手で試打検証を行った。

使用されるシーンを明確に想定し求められる性能をノンリニアという発想で設計

『UT-716』のラインナップは、『1i』=ドライビングユーティリティ、『3i』=フェアウェイユーティリティ、『5i』=アイアンユーティリティの3つ。ひとつのモデルとして統一感を持たせながらも、それぞれが使用されるシーンを想定しヘッド体積はもちろん、ヘッド形状、重心スペック、打感までが変えられているのが大きな特徴だ。それぞれのモデルが、どんな性能に仕上げられているのかを徹底検証した。

金谷多一郎プロ(かなたに・たいちろう)
1960年東京生まれ。日大ゴルフ部では主将を務め、84年にプロ入り後、87年にプロ初優勝を果たす。卓越したスイング理論とギアに対する豊富な知識を持ち、現在は多くのメディアで活躍中。GDOの定例企画『クラブ一刀両断』でもお馴染み。
UT716 1i

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ドライビング ユーティリティ

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UT716 3i

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フェアウェイ ユーティリティ

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UT716 5i

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アイアン ユーティリティ

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UT716 1i ドライビング ユーティリティ 1i

ピンポイントの飛距離と安定性が求められる状況で正確に狙い打てる

ロフトは16度、ヘッド体積は165cm3、ユーティリティとしては大きめのヘッドで、クラブの長さは41.5インチ。多くのユーティリティにはオフセットが付いていますが、この『1i』はドライバー同様、フェースがやや前にあって、なおかつディープフェースになっているのが特徴です。ドライバーと同じイメージで構えられるヘッド形状です。

ティアップして打つと、横風にも強そうな弾道。計測した数値を確認すると、なんとドライバーと遜色のない飛距離が得られました。ティアップせずに地面から打ってもロフトなりにボールは上がり、強い球でターゲットを狙い打ちできました。

「ドライビング ユーティリティ」と言うだけあって、本当によく飛びますし、安定感と正確性にとても優れています。また、叩いても引っ掛けづらいのも長所です。コースマネジメントしたつもりでドライバーから3番ウッドに持ちかえたのに引っかけてミスをした経験のあるかたも多いと思います。そんな時、このUT-716の『1i』なら、より戦略的にコースを攻めていけますね。

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金谷プロの【1i】試打計測数値

ヘッドスピード 43 m/s
打ち出し角度 13.9°
バックスピン量 3539 rpm
飛距離(TOTAL) 252 yard

*金谷プロのドライバー:ヘッドスピード=47~48m/s

UT716 3i フェアウェイ ユーティリティ 3i

金谷プロの【3i】試打計測数値

ヘッドスピード 42 m/s
打ち出し角度 15.6°
バックスピン量 5222 rpm
飛距離(TOTAL) 222 yard

*金谷プロのドライバー:ヘッドスピード=47~48m/s

ロングショットでラインを描き、アグレッシブに攻められる

ロフトは21度、ヘッド体積は135cm3、クラブの長さは40.5インチ。『1i』と同じように、こちらの『3i』もフェースがやや前に出たヘッド形状です。スペック的には7番ウッドや9番ウッドに近いクラブですが、一般的なショートウッドほどフェースが前に出ていないので構えやすく、しっかり打っても引っ掛けることなく、球をとらえられそうな雰囲気です。

打ってみると、無駄なスピンが入らないのでショートウッドよりも球が強く、まさにラインを出して狙い打ちできる感覚です。「プラネットソール」と名付けられた丸みを帯びた独自形状のソールのおかげで、抜けもバツグンにいいですね。ダウンブローにも払い打ちにも対応してくれて、どんなライからもボールを打ち抜いていけます。

このUT-716の『3i』は「フェアウェイユーティリティ」と呼ばれるようにロングショットでもアグレッシブに正確にターゲットを狙って打ちたいと願うセミアスリートに最適なクラブだと思います。今までのユーティリティに物足りなさを感じていた人にもお勧めしたいですね。

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UT716 5i アイアン ユーティリティ 5i

弾道をコントロールしてピンを狙えるしっかり叩けるユーティリティ

ロフトは26度、ヘッド体積は95cm3、クラブの長さは39.5インチ。ロングアイアンの代わりとなるクラブですが、これまでのユーティリティと比べるとヘッドが小ぶり。『1i』や『3i』と比べてもヘッドサイズがずいぶん小さくなっていて、シャープに打ち込んでいけるイメージが持てます。

実際に打ってみても、ユーティリティらしい打ちやすさを備えながら、アイアンのようなソリッドなフィーリングが得られます。ロングアイアンよりラクに球が上がってくれるのですが、フケ上がらない弾道でコントロールして狙い打てる。ライの状況に合わせて打ち込んたり払ったりしても、フェースの上下左右に打点がブレることがなく、安定性が高いのも長所です。

このUT-716の『5i』は、ロングアイアンに苦手意識があるセミアスリートや、叩けるユーティリティを探していたゴルファーにお勧めのまさにアイアンユーティリティといえるクラブです。ピンを狙える強い味方になってくれると思います。

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金谷プロの【5i】試打計測数値

ヘッドスピード 39 m/s
打ち出し角度 14.5°
バックスピン量 6291 rpm
飛距離(TOTAL) 201 yard

*金谷プロのドライバー:ヘッドスピード=47~48m/s

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UT716 PRODUCT INFORMATION

SPEC

  • ヘッド: AM355Pスチール(ボディ)、SUS630スチール(クラウン)
  • シャフト: FT-17h カーボンシャフト(S/70g、R/65g)
スペック一覧