MIZUNO NEW MP BALL プロを満足させる打感と性能。MPアイアンにマッチする新しいMPボールが登場

日本のゴルファーのみならず、世界中のゴルファーに愛されているミズノのMPアイアン。

小林 正則プロ プロフィール

ミズノ ボール企画担当 玉越将志 プロフィール

小林プロが求める重みのある打感を目指して

ミズノ玉越:小林プロにプロトタイプのボールを最初に試打してもらったのは、2013年の12月でした。もうずいぶん前になりますが、覚えていらっしゃいますか?

小林プロ:もうそんなに経つんですね。もちろん、そのときのことはよく覚えています。今までのボールとは、打感がまったく違いましたからね。重みがあって、これならイケそうだとすぐに感じました。

ミズノ玉越:従来のボールにも飛距離での合格点は出してもらっていましたが、小林プロがこだわったのが、“ボールの重み”というものでした。

小林プロ:そうなんです。ボール選びにおいて、打ったときに自分のイメージどおりの重みが感じられるかどうかは、僕がとても大切にしているところです。

ミズノ玉越:ボールの物理的な重さは、ルールで決められています。小林プロがおっしゃるのは、感覚的な話ですよね。

小林プロ:もちろんそうです。これはボールに関してだけでなく、特にアイアンでも言えることなのですが、プロは打感に対して強いこだわりを持っています。まず自分がイメージするボールの球筋がありますよね。そしてグッドショットしたときに、そのインパクトの感触どおりに飛んでくれるかどうか。それが大切なんです。

ミズノ玉越:ボールを打ったときに重さが感じられる打感でないと、自分のイメージに合わないということですね。

小林プロ:そのとおりです。インパクトではボールがフェースに乗る感覚があって、ずっしりとした重みが必要なんです。でも、残念ながらそれが従来のMPボールにはありませんでした。だから玉越さんにも、「もっと重みがほしい」と要望として伝えてきたんです。MPアイアンの打感の良さは、世界中のゴルファーにも認められている文句ナシのもの。だからこそ、ボールとのマッチングにもこだわりたかった。

会話風景

ミズノ玉越:飛距離やスピン量などは計測器で調べることができますが、フィーリングはヒューマンテストをしないと分からない部分です。その点では、小林プロに多大なアドバイスをいただきました。

小林プロ:過去のミズノのボールでも、数値的には僕が使っていたボールよりも優れていた部分がありました。足りなかったのは、フィーリング面だけだったんです。今回、開発スタッフが頑張ってくれて、僕の感覚的な要望によく応えてくれましたよね。本当に皆さんには感謝しているんですよ(笑)

ミズノ玉越:ありがとうございます。そうプロに言っていただけると、担当者冥利に尽きます(笑)

新しいMPボールはドライバーでの“飛び姿”もいい

ミズノ玉越:最初の試打結果をふまえて、さらに改良した試作ボールを試打してもらったのは、昨シーズンの5月のことでした。『JPX 850 ドライバー』も同時に試打していただきましたが、そのときにも打感について、「ちゃんと重みがある」とおっしゃっていましたよね。

小林プロ:そこがイチバンのこだわりですからね。数値的にも現状で使っていたボールよりも飛距離が出ていて満足できるものでした。やはりドライバーに関しては、飛ばせたほうがいいですからね。

ミズノ玉越:この試打の際には、小林プロの口から「ドライバーでも飛び姿がいい」という言葉が発せられたのが印象的でした。「飛び姿」というのは、手嶋プロもよく使う言葉なんです。

小林プロ:手嶋プロは、僕よりも感覚が鋭い人。そのぶん僕よりもこだわりが多そうですよね(笑)。でも、そういうことは大切なんです。ただ単に飛べばいいというものじゃない。ドライバーでも、自分のイメージに合うボールでないと。

ミズノ玉越:弾道の高さが出ているか、飛び姿がどうか、一発の飛びではなくて飛距離が揃っているか。そのあたりを小林プロはチェックして気にされていました。

小林プロ:それらの点でも、新しいMPボールは合格点を与えられるものでしたね。きちんと高さが出るのに、吹け上がらない性能が特に気に入りました。

ミズノ玉越:それは私たちがこだわって開発した、新しいディンプル形状によるところだと思います。そこを高く評価していただいて、嬉しい限りです。

小林プロ:この新しいMPボールを試打したときに、これなら実戦で使えるという気持ちになりました。実際に昨シーズンの8月からプロトタイプのボールの使用を開始して、シーズンが終わるまで使い続けました。それが何より気に入っている証拠です。

しっかり感のあるXと操作性とスピン重視のS

ミズノ玉越:今回のMPボールには、SタイプとXタイプの2種類があります。小林プロには両方を試打していただきましたが、Xを選んで使用されていますよね。

小林プロ:僕は柔らかさのなかにも、しっかりした打感を求めます。それでXを好んで使っています。性能的には「飛距離重視のX」と「操作性とスピン重視のS」というふうに分けられていますよね。でも僕が自分で使ってみて、SがXよりも飛距離性能で劣るとは決して思いませんでしたよ。

ミズノ玉越:小林プロなら、アマチュアゴルファーの方にどちらをオススメしますか?

小林プロ:そうですねぇ……、アマチュアの方も両方のモデルを試打してみて、打感の好みで選べばいいと思います。Sはボール自体がXに比べるとやわらかく、打感もしっとりとしています。やわらかい打感が好きなゴルファーにはSがオススメです。僕のようにしっかり感を求めるならば、Xがいいと思います。今回のMPボールは、どちらもバランスの良いモデルに仕上がっています。だから、MPアイアンを使っているゴルファーには、ぜひ使ってみてほしい。本当にマッチングがとてもいいですから。アマチュアの皆さんにも、きっと良さが分かっていただけると思います。

ミズノ玉越:最後に、今年15年シーズンにかける意気込みをお願いします。

小林プロ:とにかく1つ勝ちたいです。MPボールで優勝を。頑張りますよ!

小林プロ「とにかく1つ勝ちたいです。MPボールで優勝を。頑張りますよ!」

MPボールの構造

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