ゴルファーには、「運命」の4つのタイプがある
ツアーきっての知性派プロゴルファー、横田真一が13年ぶりに優勝した陰には、身体動作のカリスマ廣戸聡一と「あ・うん」の呼吸で作り上げたゴルフの理論があった。
人間の体には、右利き、左利きのように生まれたときから備わっている性質がある。これをフィジカルスーパーバイザーの廣戸聡一が4つのタイプに分類!つり革のつかみ方、缶コーヒーの飲み方、階段の上り方など、普段の動作をチェックするだけで自分の体の性質に適したスウィングを手に入れることが出来る。
週刊ゴルフダイジェストの人気連載、ツアーで話題の最新・最強理論がいよいよ登場!
<目次>
はじめに
すべてのゴルファーは4つのタイプに分けられる。
第一章
あなたはなにタイプ?(1)
「Aタイプ」と「Bタイプ」の違いを知っておこう。
CHECK! A or B(1)イスに座ってみてください。両ひざを動かさずに立てますか?
CHECK! A (2)缶コーヒーを飲むとき、ひじは動く? 動かない?
CHECK! A (3)かばんとつり革、あなたはどう持っている?
CHECK! A (4)腹筋してみよう。どこを押さえられるとやりにくい?
あなたはなにタイプ?(2)
「1タイプ」と「2タイプ」、なにが違うんだろうか。
CHECK! 1 or 2(1)
2本の指で輪を作る。どちらが大きく腕が動く?
CHECK! 1 or 2(2)
2本の指でクラブを持つ。力が入りやすいのはどっち?
CHECK! 1 or 2(3)
両腕をぐるぐる! どっちが回しやすい?
CHECK! 1 or 2(4)
太ももをねじってもらう。立ち上がりやすいのは?
あなたはなにタイプ?(3)
「クロスタイプ」と「パラレルタイプ」って、なに?
CHECK! クロス or パラレル(1)
腹筋するときの腕の形どっちがやりやすい?
CHECK! クロス or パラレル(2)
組んだ足にひじを乗せる。どっちの姿勢がラクですか?
CHECK! クロス or パラレル(3)
握った棒を腕で押す! どっちの形が押しやすい?
【Column】「理想のフィニッシュ」を探そう。
第二章
AタイプとBタイプでは構える「順番」が違う。
タイプ別、力が出せる「握り方」を知っておこう。
これで完璧グリップ! クラブの「持ち方」「合わせ方」。
アドレスを安定させるセットの仕方がある。
スタンスにも、適正な「作り方」と「幅」がある。
Aタイプは「左軸」Bタイプは「右軸」をいつでも感じていよう。
【Column】「ブレストアイ」を知っていますか?
第三章
タイプ別「運命」のスウィング
スウィングの特徴は「フィニッシュ」に表れる。
「本当のトップ」を知って、最大距離を引き出そう。
タイプ別「運命」のスウィング(1) A1
【アドレスの入り方】両手でクラブを持ち、小さく回り込んでアドレス。
【スウィングの全体像】体重移動多めの2軸スウィング。
【テークバック】右の骨盤を上げる意識で始動。右肩と左腰の間が伸びるようにクラブを上げる。
【フットワーク】小さいフットワークで大きく飛ばすのがA1だ。
【インパクト】低く長いインパクトゾーンでボールをコントロールする。
【フィニッシュ】A1スウィングの終着駅はダイナミックな「逆C字」!
【スウィングリズム】切り返しで「間」をおいて一気にスーッ!
タイプ別「運命」のスウィング(2) A2
【アドレスの入り方】左手もしくは両手でクラブを握りアドレス位置まで真っすぐ歩く。
【スウィングの全体像】左軸で構え背骨を中心に可動。完全「1軸」スウィングが理想。
【テークバック】右肩を上げる動きで「スッ」とスムーズにクラブを上げる!
【フットワーク】足の動き小さめのシンプルスウィングを目指そう。
【インパクト】その場でくるっとスピン。当てる意識は必要ない。
【フィニッシュ】頭が左足の上に乗る「I字」がA2の特徴。
【スウィングリズム】スッ、サッのリズムで軽快に振り抜こう。
タイプ別「運命」のスウィング(3) B1
【アドレスの入り方】右手1本でクラブを持ち左横に「平行移動」
【スウィングの全体像】右軸で構え背骨を中心に回転。首の付け根を動かさないように振る。
【テークバック】体幹部の左サイドを縮めるようにテークバック。「ねじる」意識は不要。
【フットワーク】ひざは止めずに大きく動かそう。
【インパクト】V字軌道で上から球をとらえるのが正解
【フィニッシュ】右ひざの折れた「I字型」が自然
【スウィングリズム】ポン! と間を空け「パン」で振る。
タイプ別「運命」のスウィング(4) B2
【アドレスの入り方】大きく曲線を描きながらボールの位置まで歩く。
【スウィングの全体像】右足→左足と大きく体重移動する2軸スウィング。
【テークバック】左肩を右腰に近づけるようにクラブを上げる。
【フットワーク】ひざを大きく動かす「ガニ股スウィング」でいい。
【インパクト】インサイドからボールを押し込む。
【フィニッシュ】頭が後ろに残った「逆C字」になる。
【スウィングリズム】切返しの「間」を大きく取ると振りやすい。
積み重ねるのではなく「捨てる」ための理論。それが「あうんのゴルフ」。
あ・うんの連続写真館
【Column】気持ちのいい「腕の通り道」を感じよう。
第四章
もっと深く、あうんのゴルフ
―スコアアップする9つの極意
その(1) 全タイプ共通! 頭が「動かない」スウィングを目指そう。
その(2) パットのときの狙い方。Aはスパットを、Bはカップを狙う!
その(3) 「左足下がり」かららくらくナイスオン! タイプ別セットアップ。
その(4) 「どんなときでもいつもどおりのセットアップ」が、傾斜地攻略最大のコツ。
その(5) 肩を回すだけでナイスショット! 魔法の「シュラッグ」。
その(6) 「肩回し」+「呼吸」で今日イチショットの準備完了!
その(7) 目で見て盗んで上手くなる!「あのプロ何型? 」の見分け方。
その(8) 手と体を一体化させる魔法のラインに沿って握ろう。238
その(9) 4タイプのまとめ
おわりに
<付録>
取り外しOK! タイプ別、チェックポイント早見表
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