ゴルファーがクラブハウスで寛ぐための第一条件はゆとりある空間。
必要以上の広さではなく、
適度なゆとりが安心感と癒しを与えてくれる。
「3年半ほど地裁の管理下にあったゴルフ場を、昨春購入して営業を再開しました。もともと高級コースとして開場したので、クラブハウスはゆったりとした造りで華美ではありませんが、来場ゴルファーに寛ぎ感を提供できると思います」(代表取締役・土屋英樹氏)
クローズしていたとはいえ、来場者が利用するスペースに特に問題はない。1階、2階の動線もシンプル。ロビーもレストランも十分にスペースがある。また、特別室はあるが、それ以外一般プレーヤーが利用しないような余分な部屋や派手な装飾はない。
しかも機械室等を地階に集めたことで、地上部が整理されたレイアウトになっている。厨房や浴室といった水回りと事務所やカート庫など、営業関係それぞれのバックヤードが2分されているのも特徴的だ。
顧客スペースとしては、2階のレストランには雰囲気ある焼き肉コーナーが付設されており、コンペパーティなどにも利用されている。また、特別室には1脚1000万円もするソファーが並び、VIPなどへの利用も企画されている。
「事務室などバックヤードも広いので、今後有効活用できるように考えたいと思います」(土屋氏)
今回、ご紹介したクラブハウスは…
「クラブハウス探訪」はゴルフ場経営の専門誌「ゴルフ場セミナー」に掲載中。