"寛ぎ"を提供するためには、
広い空間や造形、スタッフの気遣いなど様々なファクターがある。
ポイントは、心にゆとりをもってもらう雰囲気作りだろう。
「このハウスは、お客様にとにかく寛いで欲しいということを念頭に造られたものです」(執行役員支配人・西野宗一氏)
エントランスロビーの吹抜け、2階レストラン&ラウンジのスペース。そして見晴らしの良さと、ゴルフコースの自然の中に包み込まれるような雰囲気が、落ち着きとゆったりとした開放感を醸し出している。
4300㎡とホール規模からすれば大きめなハウスだが、動線はシンプルである。また、レストランとコンペルームが離れているものの、厨房がその間に位置し、オペレーション的にも機能性は高い。
コース側から見ると、外観は3棟に分かれているように見える。これは、ロッカールームと浴室が他の主要部分より段々に高くなっているため。これは、男女それぞれの浴室から北摂の山並みを借景として一望できるような配慮からである。
よみうりCCはトーナメントコースとして知名度が高いが、一般営業時のゴルファーにとっては、緊迫した闘いを繰り広げるツアープロとは対極をなす、安らぎ感が得られるハウスになっている。
コース側から見ると3棟に分かれているように見える外観
フロント、ロビー
天井の段差のデザインが特徴のレストラン。20卓
フロントの対面にあるショップ
レストラン脇のラウンジ。レストランから引き続きコースが一望できる
特別室
コンペルーム。6室120名収容
玄関対面にあるウェイティングコーナー。窓を画額に見立ててコースを観賞する
男女とも浴槽から北摂の山並みが見える。脱衣室は浴室への入口が中央にあり、左右に分かれている(左/男性浴室、右/女性浴室)
今回、ご紹介したクラブハウスは…