"寛ぎ"を提供するためには、
広い空間や造形、スタッフの気遣いなど様々なファクターがある。
ポイントは、心にゆとりをもってもらう雰囲気作りだろう。
「このハウスは、お客様にとにかく寛いで欲しいということを念頭に造られたものです」(執行役員支配人・西野宗一氏)
エントランスロビーの吹抜け、2階レストラン&ラウンジのスペース。そして見晴らしの良さと、ゴルフコースの自然の中に包み込まれるような雰囲気が、落ち着きとゆったりとした開放感を醸し出している。
4300㎡とホール規模からすれば大きめなハウスだが、動線はシンプルである。また、レストランとコンペルームが離れているものの、厨房がその間に位置し、オペレーション的にも機能性は高い。
コース側から見ると、外観は3棟に分かれているように見える。これは、ロッカールームと浴室が他の主要部分より段々に高くなっているため。これは、男女それぞれの浴室から北摂の山並みを借景として一望できるような配慮からである。
よみうりCCはトーナメントコースとして知名度が高いが、一般営業時のゴルファーにとっては、緊迫した闘いを繰り広げるツアープロとは対極をなす、安らぎ感が得られるハウスになっている。
今回、ご紹介したクラブハウスは…
「クラブハウス探訪」はゴルフ場経営の専門誌「ゴルフ場セミナー」に掲載中。