北海道カントリークラブ(北海道)

北海道カントリークラブ(北海道・36H)

多様な利用客に応えるリゾート地のクラブハウス

隣接する2つのゴルフコースが、共有するクラブハウスを新築した。
1つはメンバーコースであり、もう1つはパブリック。しかも、
系列ホテルのホテル客も利用するリゾートというロケーションでもある。

シンプルでコンパクトな
機能的レイアウト

 メンバー、地元客、そしてリゾート客の3つの客層を相手にすることになる。

「旧ハウスは木造で老朽化が進んでいたこともあり、新築に踏み切りました。特徴の異なる2コースが一緒になったことで、多様なゲストが来場されます。長い歴史の中で、リゾートと言えども、一元ではない顧客がいらっしゃいます。しかも、上質なリゾートゴルフを求めており、そうした面を配慮してカジュアルというよりは、リゾート感覚を残しつつシック&エレガントをコンセプトとしました」(支配人・春山新悟氏)

 表玄関を入ると、ロビーの右側にショップ、フロント、コース側口と並び、右側に男女ロッカー&浴室が配置されている。2階に上がると、レストランになっており、奥はコンペルーム、手前にメンバーズラウンジというレイアウトだ。レストランからはコースが一望でき、採光も十分で明るい。プレーヤーの3割がホテルの宿泊客というだけあって、ゴルフを楽しむ前後の寛ぎの場所という役割である。高級感というよりは、すっきりとした落ち着きと気品が感じられる。36ホールとしてはコンパクトで、動線も至ってシンプルだ。

 ただし、旧ハウスにはなかったコンペルームや表玄関の車寄せを造り、メンバーズラウンジや特別室を整備し、女性脱衣室に独立した洗面コーナーを設置するなど、多様な利用客への配慮も感じられる。

外観

すっきりとしたフロント

ロビー

明るく落ち着いたレストラン。38卓

フロント横にあるショップ

メンバーズラウンジの奥にある特別室

コンペルームは可動式パーテーションで仕切られている。3室72名収容

メンバーズラウンジ

ロッカーは男女同型。男性372本、女性139本、兼用26本

男女ロッカー室入口にそれぞれあるストレッチルーム

男性浴室

男性脱衣室

女性浴室

女性脱衣室。洗面コーナーは仕切られている

今回、ご紹介したクラブハウスは…

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所在地
北海道亀田郡七飯町
開場
昭和40年7月
ハウス設計者
㈱大林組
ハウス施工
大林・西武建設JV
延べ床面積
16722.83㎡
構造
鉄骨造り

「クラブハウス探訪」はゴルフ場経営の専門誌「ゴルフ場セミナー」に掲載中。

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