57年前のクラブハウスを躯体だけを残して全面リニューアル。
傾斜地という条件を踏まえつつ、
倶楽部のコンセプトを反映したデザインに変えた。
「経営が変わり新たなスタートを切る上で、老朽化したクラブハウスの刷新は必要不可欠なことでした。古くなっているだけでなく使い勝手も悪く、全面的に改装しました。ただし、長く在籍されているメンバーもいらっしゃるので、玄関やフロント、トイレ、階段、ロッカーなどの位置はほとんど動かしていません」(支配人・吉田健吾氏)
雰囲気をまったく違うものにした。誰にでもウェルカムなカジュアルなゴルフ場という側面と、57年の歴史ある品格を併せ持たせるために、高級感も漂わせるデザインにした。
マホガニーの柱や桟、フロントカウンターに焦茶のカーペット、壁は白系でメリハリを付けた。暗い雰囲気から明るく活気のあるイメージに変わり、来場客だけでなく、働くスタッフのモチベーションも自然と上がったという。
「今までのメンバーさんは、とにかく喜んでくれました。冬場に3カ月間クローズしてのリニューアルだったので、余計期待していただいたのだと思います」(吉田支配人)
傾斜地に建てられているため、表玄関・フロント・レストランが1階にあり、あとは地下。躯体としては地下3階まであるものの、地下2階と3階はバックヤードとなっており、実質的にはロッカーや浴室のある地下2階までが通常の利用スペースとなっている。
今回、ご紹介したクラブハウスは…
「クラブハウス探訪」はゴルフ場経営の専門誌「ゴルフ場セミナー」に掲載中。