時流に合わせて、各所のスペースの見直しは大切なこと。
伊賀ゴルフコースのリニューアルはその好例で、
コンパクトながら来場者がより寛げる空間を実現している。
「設備の老朽化への対応だけでなく、女性のお客様を意識したリニューアルです」
と語るのは、花岡和副支配人。各種施策により女性の来場比率が年々高まっており、従来のハウスでは手狭になっていたという。
女性スペースの拡張は増築によるものではなく、隣り合う男性ロッカールームや玄関脇にあった応接室のレイアウトを見直すことで実現。女性ロッカーは13本増えて55本となり、浴室やパウダールームもゆったりと配置している。 スペースの見直しだけでなく、間接照明や水回りに木の葉型モザイクタイルを用いるなど、デザインにもこだわっている。
「ハウスの外観やゴルフ場内の雰囲気にマッチするように、『和モダン』をテーマにしました」(花岡副支配人)
併せて、レストランの入り口脇にラウンジスペースを新設するなど、より寛げる空間作りを実施。プレー前後に談笑する姿を多く見かけるようになったという。
今回、ご紹介したクラブハウスは…
「クラブハウス探訪」はゴルフ場経営の専門誌「ゴルフ場セミナー」に掲載中。