眺望抜群の立地にふさわしい設えを追求したクラブハウスは
動線まで楽しめる工夫が施されている。
標高960m。駿河湾まで伸びる富士山の美しい稜線を堪能できるクラブハウスは、昨年10月にグランドオープンした。クラブハウス棟とロッジ棟で構成され、延べ床面積は旧クラブハウスの約1・5倍。館内は無垢材がふんだんに用いられ、木の温もりと落ち着いた色調のインテリアがゆったりと寛げる雰囲気を醸し出している。
「設備の老朽化と耐震面への対応から、アマダグループの創業70周年記念事業として建て直しました。世界中にネットワークを持つグループの接遇施設として、ハウスのどこからでも日本らしい景観を楽しめるように配慮しています」(取締役統括支配人・秋山忠氏)
その想いが凝縮されているのが、玄関を入ってすぐにある吹き抜けのラウンジだ。スキップフロアとガラスウォールを採用したことで、コースや毛無山が一望できるだけでなく、新たに整備した日本庭園もより近くに感じられるのだ。ガラスウォールはラウンジ以外でも多用しており、ほとんどが特注品。景観を楽しめる分、動線は旧ハウスより若干伸びたが、その長さを感じない。さらに、要所にクラブロゴにも使われている富士山をモチーフにした装飾を配置。動線を〝探す楽しみ〟のある空間に変えている。
フロントロビー・ラウンジ
自然石の外壁とモダンな切妻屋根が印象的な外観。
ハウスと富士山が映る練習グリーン周辺は絶好のフォトスポット
柱のない大空間のレストラン。
中央のバイキングコーナーを挟んで、富士山ビューとコースビューのテーブルが並んでいる
スキップフロアとガラスウォールによって開放感ある1階ラウンジ
男性施設。ロッカーはメンバー専用が48本、ビジター用が176本(うち兼用38本)
浴室は屋外の庭園だけでなく、間仕切りに富士山をタイルで演出
女性施設。ロッカーは44本
パウダースペースは化粧がしやすいように照明や目隠しを工夫。
浴室は滝のある庭園を配置。ゆっくりと疲れを癒せる
コンペルームは全3室。間仕切りでレストランと繋がっており、200人規模のコンペにも対応
試着ルームもあるショップ
ゲストルーム
ロッジ棟のロイヤルツインルーム
クラブロゴにもなっている富士山のモチーフを要所要所に配置
今回、ご紹介したクラブハウスは…