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ゴルフ野性塾スペシャル
No1... クラブ選び...(6/23up)

上級者向けのクラブを買うべき?

塾長、こんにちは。

私、初めてクラブを握ったのは6年ほど前なのですが、そのときは真剣にゴルフに取り組んでいませんでした。
しかし最近おもうとさろあってシングルを目指すべく、もう一度基礎からやり直そうと決意しました。どうせならクラブも新しいものを買ってやろうと思っています。

友人にその趣を述べると、上級者むけの難しいクラブを作ったほうがよい、と言われました。

塾長はどんなクラブを買えば良いと思われますか。よきアドバイスをお願いします。 (群馬県 27歳、会社員)


やさしいクラブを
やさしく使うのがプロです

プロは自分の球の高さを知っている。
何も考えずに振って、初球、その高さに飛んで行くクラブをいいクラブという。
アマの方も同様の判断基準を持てばいいのだが、自分の球の高さを持つにはハンディ3以上のレベルは要ろう。

具の進歩で最も恩恵を得るのはプロゴルファー。
この事、間違いない。

アマの方はいつもプロのお下がりの恩恵に浴しているだけ。
仕方ありませんね。用具の開発は、その時代のトップレベルを眺めてゆくものです。そこで開発された物の改良からアマの恩恵は始まるものでしょう。
プロのゴルフってのは生体実験の材料みたいなものですからネ。試薬投与を受けるモルモットと例えてもいいだろう。

私は契約を抱えるメーカーを信じます。

プロゴルファーとクラブ開発研究とは二人三脚の間柄。
開発における手間は充分にかかるものです。金もいる。そこに信用が生じる。
契約プロ抱えられぬメーカーは苦しい。
製品開発、改良、宣伝、販売と、多くの面で難関が待つ。

初めて使うクラブ、自分の球の高さを最初の一振りで出せるクラブはクラブバランスが良いのです。
グリップ、シャフト、ヘッドの三体の確かさがある。それ迄使い慣れたクラブの型、材質と違っても、三位の確かさは同じ高さを生むものだ。
プロです。自分のスウィングにミリの狂いもない。
そして、そのクラブで今度は低い球を出して行く。
ここで改良が始まる。

道具開発は球の高さ、要するに飛距離を第一と考え、次に左右への曲がりへと移行する。飛ぶクラブと宣伝するのは良心的であり、曲がらない、と宣伝するのはどうにも信じがたい。
スウィング変わらなきゃ、ボールはいつ迄たっても曲がるものでしょう。
貴兄は一流メーカー品を購入すべきです。
易しいクラブがいい。

易しいクラブも、開発源はプロ仕様クラブ。
上級者向けの 難しいクラブとゆうが、今、トッププロも易しいクラブへと意識を向けている。易しいクラブを易しく使うのがプロゴルファー。そんな時代がきています。
私は年々易しいクラブを使う様になった。

ウッドはチタン。アイアンはキャビティ。
パターだけはどうにもなり申さぬ。どんなパターが私に向いているのか、教えて欲しい。
ゲーリー・プレーヤーはロングシャフトを使え、と言って来た。「貴男はどうして使わない?」と問うたら、「使う必要がない。私のパッティングはグッド!」と言ってくれた。
今、私は6アイアンシャフトの長さに合わせたパターを使っている。
近い内、3アイアンの長さにしてみようかと思う。いずれはロングシャフトに辿り着くのでしょうな。仕方ない。

24年間、パターに悩んできた。
現在も悩みの最中。有難いことです。