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ゴルフ野性塾スペシャル
No9... プロ向きの性格...(8/24)

トッププロの性格で何か共通するものは?

プロゴルファー向きの性格とは、明朗快活、豪放磊落、それとも繊細細心なのでしょうか。トッププロといっても人それぞれでしょうが、なにか共通するものがあれば教えていただきたい。
(犬山市 H 29歳)


要は人間性、そこに尽きます。 生まれながらにしてプロゴルファー向きの性格、という者はあるまい。ゴルフをやっているうちにゲームにいちはやく順応できる性分を身につけた者が一流に育ってゆくだけのこと。

もちろん職業性格というものはある。それは・・・陽気でなきゃ、明日へは行けない。クヨクヨしてたんんじゃ、身がもたない・・・というもの。

そうですな、プロゴルファー向きの性分とは「助平」、これだけではないでしょうか。他の職種と一緒。変わりはありますまい。

私のことをいいますと、私はロープの中から、外へ飛び出してきた異邦人。受け入れる側に抵抗感はありましょう。反発している人もいるはず。そんなこと、私は無視している。その図々しさが、 私の取り柄でもあるし、武器でもある。これもまたプロゴルファーの性格なのかもしれません。
私の口癖のひとつに「どうせ俺は天国へいけん身だ。地獄への特急切符をもっている。先に行って、いいゴルフコースを作っておく。そのときはエンマ様とマッチプレーさせてやるからな」
この台詞をきいた中島常幸は、毎度のこと「僕は、天国行きのグリーン車だ。アバヨ、サンシャン」と冷たいことをいう。
今、私の書く原稿が一人歩きしているような戸惑いを感じる。読者の皆様や一部の同業者も私を人格者とみているらしい。とんでもない間違い。こうなると誤解をとおり過ぎている。私は上等な男ではない。すべてはなにかの間違い。我侭、気紛れ。母や女房を泣かしたこともある。
こういう質問、イヤだな。つくづくと自己嫌悪になってくる。Hさん、いずれ機会は巡ってまいりましょう。試合会場であいましょう。