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ゴルフ野性塾スペシャル
No19...アプローチのミス対策...(11/2)

距離カン出そうとすると失敗する 悩みは100ヤード以内のアプローチです。PWを使いテークバックの大きさで距離カンを出そうと思うのですが、どうしてもミスが多くなります。インパクトの直前で力の加減をしてしまうのがその原因かと思います。

小さくテークバックしたときは「ザックリしてしまうのでは」と不安になり、つい余分な力が入ります。逆に大きくテークバックしたときは「当たりすぎてしまう」という意識が働いて力を緩めてしまいます。(中略) 練習で克服したいのですが、アドバイスをお願いします。

(名古屋市 37歳)


インパクトの感触で覚えなさい どのようなアプローチであっても、インパクトに「ピチッ」とした鋭さがなければ、球は活きて来ない。特に、芝生の薄いライでは、このインパクトの鋭さが必要となってくる。

フワーッとした打ち方ばかりをしていると、インパクトが緩んでくる。一度緩みを覚えた打ち方は、そう簡単に直るものではない。インパクトを緩めちゃいかんというのが、アプローチの基本。

練習場へ行き、グリーンマットを使い、「ピチッ」という音の出る、ヘッドの素早さを体に覚えさせるべきである。距離カンよりも、何よりも、この鋭いフィーリング修得に時間を費やすべきである。

それから次に、距離の作り方に移るべきと思う。

貴兄は、練習の段階が間違っている。

大体において、晩学の人ほど、直接的な欲は深い。

幼き頃よりやっている人は、無意識のうちに、このフィーリング修得をまず最初に覚えて来ているものである。

ピッタリにくっつけたい、という願いは分かる。

綺麗に球を捌きたい、という気持ちも分かる。

しかし、その前にやらねばならんことがあるはずだ。

それは、インパクトのフィーリングを体に覚えさせること。

音と、手許の感触とを覚える必要はある。「ピシッ」という、小気味よい音の出せるまで、マットの上で練習してください。