今週は野生塾スペシャル
週刊1/7・14合併号より"坂田"の特別ゼミ
まずはグリップ
グリップはスウィングをつくる。手のひらのどこで握るか。これは指の力が強いか、弱いかで決める。
ジャムなどの太いビンのフタを指だけで簡単に開ける人はフィンガー、手のひらも使う人はパームで握るべきである。
フィンガー握りは小指、親指、中指、人差し指の4本に力が入る。パーム握りは小指、薬指、中指の3本に力が入る。
どちらかに決まったら、フックに握るか、スクェアに握るか決めてもらおう。貴兄に適したグリップがストレートなのかフックなのか、判断する基準は背筋力の強さ。
6番アイアンを左手一本で持ってボールを打ってもらおう。このときティアップした方がよい。これで70ヤード飛ばせるようなら背筋が強いからスクェアグリップ。70ヤードいかないならフックグリップが適す。ここまで3日。違和感なく握れるようになるまでやってほしい。
常に一定のスタンスをとれるか
システマチックにスタンスがとれる坂田流スタンスのとり方を伝授しよう。
ボールを真ん中に置いて両足をそろえて立つ。つぎにつま先を60度に開く。そのまま両足がスクェアになるよう、かかとを動かす。その位置でもう一度つま先を60度に開く。こんどは右足だけスクェアになるように動かす。
これがショートアイアンのスタンスだ。ボールの位置もこれで決まり。無意識に、このスタンスがとれるよう練習していただきたい。
スタンス幅は3通りでいい。ショートアイアンのスタンスでSWから9Iまで。そこから右足を1足分右に動かせば8Iから4Iまでのスタンス幅。さらに1足分右に動かせば3Iからドライバーまでのスタンス幅になる。ボールの位置は常にそのまま。
坂田打法で1日170球以上打て
スウィングの弧。最重要な課題。"弧作り"にはインパクトゾーンのスウィング弧を作ることが必要。そこでショートスウィング(坂田打法)でみっちり練習のこと。
ティアップしたボールを6番アイアンで打つ。このときバックスウィングは左手を伸ばしたまま地面と平行になるまで上げ、そこをトップとする。フォローは右腕を伸ばしたまま地面と平行になる位置でフィニッシュ。
このショートスウィングで3500球打っていただくと、ひざの動き、太股内側の内転筋の使い方もマスターできる。最初はうまくいかない。
ビシッとした球が出だしたら基本をマスターしつつある。これを20日間。
仕上げはショートスウィングからフルスウィングへの移行。じつは"もっと距離をだそう"と意識するだけで、自然にフルショットのトップとフィニッシュになる。
「飛ばそう」との欲が、美しいトップとフィニッシュをつくる。これで完成。
詳しくは本文「野生塾スペシャル」を....
|