人工的にむずかしくした ペナルティホールはいらない
プレーをしていて不必要ではないかと感じるほどむずかしく設計されたホールにでくわすことがあります。ハザード、OBゾーンでやたらむずかしくなっていたり、奇をてらったような設計であったり。私は人工的にむずかしくしたホールはいらないのではという気がします。
(東京都 51才)
ゴルフの面白さを増す知恵
貴兄は、ピート・ダイ設計のコースなどをいわれているとおもうが、プレーしてみるとじつにおもしろいと思う。
ドライバーで打ってセカンドショットがピッチング、あるいはサンドウェッジでちょんというコースは飽きる。
やはり、コースは短くても打ってはいけないところを考えることを要求するレイアウトは、ゴルフの楽しみだとおもう。
自然環境が厳しいところでは、やさしいコースもそれなりに面白い。イギリスのコースは、風という天然のハザードが常に付きまとう。そして、風の造った砂丘あるいは窪地がハザードとして残っている。
日本にはイギリスのような天然ハザードがない。と、なれば、人工的にハザードをつくり、複雑な傾斜をつくっていくというのは、ゴルフの面白さを増すひとつの知恵だと思える。
やさしい、やさしいコースでは欲求不満が募る
ゴルフのむずかしさは、距離からくるむずかしさ、トラブル、要するにハザードなどのむずかしさ、それから地面の変化のむずかしさという3つの要素で構成されている。
やたらとむずかしくなっているコースは、どうかと思うが、私がプレーした限り、ピート・ダイの設計のコースは頭を抱える程のむずかしさではない。
私にとって一番むずかしかったのは、天然のハザードの存在するターンベリー、ミュアフィールドであり、自然が造った地形の変化が存在するオーガスタナショナルコースであった。
それらのコースに世界一流のプレーヤーは挑み、己の技術を上げている。また、ハンディキャップ36のアマチュアも、それらを究極の目標とし、一度でもプレーできることを夢にしているはずだ。
私は、貴兄の意見とは立場を異にする。
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