プレッシャーがあった ラウンドの記憶は鮮明
私は記憶力が悪いのか、ゴルフが下手なのか、その両方か、とにかくラウンドしたコースのレイアウトを覚えていません。うまい人はラウンドを振り返って、何番ホールがどんなレイアウトだったか覚えてしまう。プロはどうなのでしょうか。
(浦和市 26才)
恐怖を味わえ 漠然としたプレーは記憶に残らない
私は5年前のトーナメントでのコース内の出来事は覚えている。どの位置から打った、ということぐらいははっきりと覚えている。それ以前となると、記憶は曖昧。自信はない。
ホールごとに順序だてての記憶はなく、写真のようい一コマ区切りのように覚えている。情景を覚えているといった方が適切かも知れぬ。
遊びのラウンドは一カ月前のものでも覚えておらぬ。ただ、金を賭けたラウンドは覚えている。要するに印象の強さなのではあるまいか
笑顔ばかりでるラウンドよりは、懸命のラウンドのほうが、より記憶は強いし、痛いめにあったホールはやけに鮮明でもある。
アマの人よりは、プロのほうがラウンドにかんしては新鮮さを持っているはず。多くラウンドしていても、日々、新しいことは必ずといっていいぐらいにどこかのホールで起こるもの。
当然印象は残る。漠然とした気持ちではコースから受ける印象は薄い。頭の良し悪しではなく、注意力と、肌で感じる敏感性、これを言い方をかえれば、恐怖心。恐怖の程度が記憶に結びつくと思う。
三流の私の記憶力は5年前まで
膝が震えるほどのプレッシャーを味わっていただきたい。その時のラウンドは覚えているはずです。やはり、ゴルフのプレッシャーの程度から生じる、印象の強さが記憶の違いとなってくると思います。
自分の人間性を賭けたゴルフをしている人ほど、この記憶力は強いものです。最終的には、ゴルフは人間性を問うスポーツ。となればやはり強い人ほど、記憶力は鮮明ということが言えるかもしれません。厳しいゴルフをしている証しでありましょう。
三流の私の記憶力は、過去5年ぐらいのものです。二流、一流の記憶の厚さと月日はわかりません。かなり、細かなところまで、覚えいているのは間違いないでしょう
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