3Iに鉛をベタベタ貼って素振りを
3年ほど前にシャンクに取りつかれ、現在はそれほどひどくないのですが、以前のようなアイアンの切れがなくなっています。最近では飛距離が落ち、気持ちよく振れません。なんとかハンディは保っておりますが、ゴルフが面白くありません。アイアンの切れを取り戻し、シャンクを防止するにはどうすればよいでしょうか(福岡県 H5 51才)
シャンク恐怖症がスウィングを鈍らす
シャンクの原因はダウンスウィングでの左脇の開き、からだの突っ込みいわゆるスウェイ、クラブヘッドのアウトサイドからの極端な入り方、それから抑え打ち。要するにこれらのすべてのことは、インパクトでスウィングスピード、あるいはグリップの力を緩めることによって起きると思われます。
たぶん、3年前にシャンクが出始めたのは、貴兄の体調がわるくなりスウィングスピードがなくなってきたところに、原因がありましょう。
現在アイアンの切れが悪いということでありますが、やはり頭の中にシャンク恐怖症があって振れなくなっているのではと思います。
当然シャンクが出始めますとシャンクを怖がるあまりに、球を潰しにゆき、飛距離がばらばら。そして、球筋も一定せぬようになります。貴兄は3番アイアンに鉛をベタベタ貼り、そのクラブで素振りをすべきです。
重いクラブを大きくゆっくりと振ってゆき、体全体のスウィングバランスを作り直すべきです。あとは勇気のみです。シャンクを克服するには最終的には勇気しかない。技術的にはアドレスのとき、クラブヘッドセッティングの折り、ボールをクラブヘッドの先端にセットしてください。
この方法でシャンクはかなり救われるはずです。重いクラブを振るとスウィング軸が揺れ動いてなかなか早く振れません。スウィング軸を固定させるための重いクラブでの素振り、それから筋力増強、その意味でも重いクラブでの素振りは有効。それからクラブは、ホーゼルの細いクラブがいいと思います。
多少ともフラットなクラブがいいでしょう。それでもシャンクが怖く、アイアンの切れが悪いというときは、グリーンマットの先端にボールを置いて練習することです。
私もシャンク病にかかった。考えたくもない
月並みですが、シャンクを克服するのは、勇気を持って対処することでしょう。
貴兄はえらくタチの悪いゴルフ病にかかってしまったようです。私もシャンク病に一度かかったことがあります。今もシャンクのことは考えたくもない。
貴兄の質問の答える今、イヤーな気持ちで書いております。
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