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ゴルフ野性塾スペシャル
No36..岡本綾子のスウィング ...(3/9)

体重が左に乗っていかない
岡本綾子プロは「(アドレスの位置ではなく)トップの位置を動かさずに振ること」と書物に記しており、彼女の連続写真を子細に見てもアドレスからトップまで自身の右側へ少し傾いた頭の位置のまま(やや沈み込むが飛球方向へ動くことなく)インパクトを迎えている。
岡本プロの真似をしても体重が左に乗っていかないのは、小生のどんな欠点を示しているのですか。 (愛知県 32歳)

私もアヤコに学んでいる

岡本綾子の言う「トップの位置で振ってゆく」----この方法というか、フィーリングが最も基本的であると思う。

特に筋力の弱い人、あるいは体の動きに無理のできぬ年配の方にとってはベストレッスンでありましょう。

私の若き頃、よく飛んでいた頃だが、インパクト直前に頭を右へ移すフィーリングを出していた。

それがいつの頃からか、そのフィーリングを出すと球が右に飛び出すようになり、体の反応の衰えを感じ、アドレスの位置にスウィングを戻す意識で振り始めた。

そして現在、アドレスの位置に戻すフィーリングで振り続けているが、長旅の後、あるいは10日間以上まとまった練習をしていない時には、トップの頭の位置で振ってゆくようにしている。

私は体調に応じて、振りのフィーリング----スウィング軸のチェックポイントをいくつか変えている。貴兄は岡本綾子に学ぶべきでしょう。私も学んでいる。

体重が左に乗ってゆかぬ理由----それはに力み。右腕で力むと、明治の大砲。これが左腕で力むと、スーッと体重は左に乗ってゆくものなのである。

欧州のプロに、フィニッシュでの変則スタイルがないのは、左リードが強いからである。日本のプロより遥かに、左腕リードは強い。

従来のレッスンである「明治の大砲矯正にはスタンスを狭く」との論に従っても、力みがあれば、やっぱり明治の大砲。左腕のリードを意識してゆかぬと、フィニッシュは崩れる。

貴兄のスウィングの中で、右足踵がフォローの途中で浮いているというのは、スタンスが狭いからである。弓なりになりすぎている。

アドレスで腰を落とし、広めにスタンスをし、左肩中心で振ってゆかれることをお勧めする。