ヤードの感覚がつかめない
ゴルフを初めて1カ月。ようやく面白さがわかりかけてきたところです。ところで、いまだにヤードの距離表示になじめません。普段の生活では使わない単位ですから、キャディさんに「の残り70ヤードくらいですよ」とか言われても、まだ感覚がつかめません。どうしたら、ヤードの感覚に慣れることができるのでしょうか。プロの人は、みんなヤードで距離カンをつかんでいるのですか。
(東京都 25歳)
1歩1ヤードが歩測の基本
私はヤードでゴルフを覚えた。
ゆえに、一時ヤードからメーターになった時、メーターをヤードに計算し直して打っていた。メーター、そのままでは打てなかった。
今、ヤードに戻ってホッとしている。
1ヤードは私の歩く1歩の距離である。
1ヤード1歩、を正確にするために、私は研修生時代、フラットな100ヤードを測り、そこを100歩ジャストで歩けるように努めた。
街を歩くとき、あの店まで、何ヤードあるか?と考え、街中を歩測して歩いたものである。
名古屋の地下街を端から端まで、10往復してヤード感覚を確かめたこともある。一緒にいた先輩の研修生は呆れ顔でいたが,それでも、ジーッと待っていてくれていた。その後、我々は映画を見に行った。
半年くらいで1ヤード1歩の感覚は身についた。今、100ヤードの先の電柱の距離の「一目」の誤差は3ヤードとない。
歩測距離の訓練で、付随的に「一目何ヤード」という距離カンまでが身についた。幸いであった。
周防灘CCの新米研修生の一目の距離カンは1割5分は狂っている。呆れるほどに大味、大雑把であるが、日本のコースにはヤード杭があるから、一目はシビアなものではないのかもしれぬ。外地へ行けば、この一目の距離が大切になってくる。そろそろ、100ヤードを100歩で歩かせる訓練も必要と思う次第。
体の小さなプロが、股のさけるが如き歩幅で歩いているのは、100ヤード100歩に生きている姿と思っていただきたい。漠然と歩いている訳ではない。
貴兄も家の近くの電柱から電柱までの距離を巻き尺で測り、それをヤードに直し、1ヤード1歩の訓練を試みられては如何?
慣れれば面白いものです。1ヤード1歩がゴルフの基本距離、と思ってもらえれば幸いであります。
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