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ゴルフ野性塾スペシャル
No67... 追想のエッセイ(2)...(10/26)

破れたり! 国内緒戦

宮崎国際GCでの第一不動産カップ。私のゴルフは散々の内容となった。トリプルも出ればダボも出る。パースコアを重ねることが少なかった。

ボコッボコッとオーバースコアが顔を出したスコアカード、提出するのが恥ずかしかった。私は昨年の九州オープン2日目以来の、久しぶりにHC10のゴルファーになってしまった。

初日も2日目も焦るほどに、何とかしなければと思うほどに、スコアは出っぱった。理由は分かっているが、これは私のマル秘の部分、書くわけにはゆかぬ。いずれにしても、精神力の弱さからくる完敗ゲームであった。金曜日の夕方、宮崎から日豊線上りの汽車に乗った。頭の中は乳白色。

ウツラウツラしながらの5時間半の車中。宇島駅に着いた時には胃袋がキューキューと言っていた。この日、12時間、口に入れたのは水のみ。私ってやっぱし下手なんですな、下手は死ななきゃ直らんか ----。まさにその通り。

トーナメントのホストプロである海老原清治が私の帰り際、「来年も出てください」と言ってくれた言葉は嬉しかった。彼は私の友である。日本国内第1戦、私は一人相撲をして、勝手にひっくり返りました。お粗末でした。

若さに腹が立つ
周防灘CCに技術研鑽の意で集う若者は数人。彼らはプロを目指す野心ある者達。その彼らとセルフバッグによるラウンド研修を始めた。

来場者の多い時は3時頃より、少ない時は朝10時頃より、13キロのバッグを担いでの駆け足ラウンド。周防灘CCは7200ヤード。歩く距離は9キロにはなるであろう。

私は1ラウンド回れば、その日の研修は終わりという気になるが、陽がたかいと若い彼らはあとハーフ回ってくれとつめ寄ってくる。歩くラウンドならよいが、小走りのラウンドとなると、さすがに27ホールは苦しい。私はセルフバッグでラウンド出来んようになったら現役終了と思っているが、若さに引っ張られる日々。

来場者の多い日、雪の降った日は幸せ気分。若さに腹の立つ、ここ数日の天気の良さ。ゴルフ上昇中の研修生と技量停滞気味の私。

しかし、負けられません、若さには。


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