(東京都 26歳)

休養にまさる治療はないと思う。私の腰痛は昭和55年に起こった。朝、起きられなかった。呼吸するのが精一杯。声が出なかった。

右腰の痛みを我慢しながら、これから、どうすればいいのか、と考えた。色んな想いも飛び込んできました。

結論はその日のうちに出た。

「腰痛を慢性化させてはいけない。一時しのぎの治療は慢性化への道。ここは治療に走らず、痛みを我慢するのが最善手。そして、痛みが抜けた後、筋力アップで腰痛をフォローしよう」と----。すると3日で痛みは抜けました。多少の違和感は右腰に残っていましたが・・・。

あと1週間、休んでおけばよかったと思う。ここで休めなかったのです。トーナメントが迫っていた。私は練習を始めた。今の私であれば、1週間、1カ月、1年でも休む。でもあの時は、試合欠場するなんて気が、全く起きなかった。結局、右腰痛は慢性化してしまいました。

休む時期を逃がすと、腰痛慢性化は必然とゆう気がする。貴兄はアプローチもやってはいけない。

腰痛は姿勢の悪さとか、同じ姿勢を長く続けることによって起きるものでしょう。腰への過ぎる負担、腰を回す角度の悪さも一因と思う。

アマの方のアドレス姿勢は良くはない。腰構えの不完全さが目につくのです。プロは1000球打てる姿勢を持つ。プロの姿勢でアマの方が練習したとしよう。1000球は打てる筈。逆に、アマの方の姿勢でプロが打った時は、300球打てやしない。

とにかく球数で教え込んでゆかにゃ、体は素直になれないものです。そういう意味でゴルフと腰痛は近い存在ですね。

練習前のストレッチは必要。体の筋肉を暖めてから、練習に入るべきと思う。面倒なれど、その方がいいスウィングが出来るし、いい球が打てる。それならば、練習前のストレッチ体操はやらぬよりやった方がいい。

プロであれば、体のどこかに鈍痛部は持っている。肉体の鈍痛は、サラリーマン世界の人間関係の煩わしさと同じと考える。逃れることは出来まい。仲良くやってゆくものと考えた方が健康的でしょう。

腰痛時のゴルフがどうであったかは記憶にない。痛みは忘れたし、スウィングに対する工夫もあったろうが、忘れた。

今、私は45インチのドライバーを使っている。長いクラブの方が、ヘッドの重たさを感じるスウィングが出来るのです。徐々に腰への負担は減った。クラブヘッドの重たさを意識してから腰痛は弱まりました。

腰痛はグッドフレンド。悪い振りになると、腰痛が起きて、スウィングチェックせよ、と教えてくれる。14年間、腰痛はいい友、として然り気ない気分のままに付き合ってます。

休みなさい。休むことがベストだ。そして、痛みが抜けたら歩けばいい。背中を伸ばして、ゆっくりと大股で歩かれることを勧める。飛んだり跳ねたりの運動もあるだろうが、基本は歩き。私は歩くことを勧める。

呼吸を整えて歩くことです。練習前には、ゆっくり大きく、素振り30回。これで腰は強い振りに対する備えを奏す。歩きと素振り、それがベストと考える。