小技まで下手になるのか?
よくTVや雑誌の解説で、年をとってくるとパットや小技が衰えてくる・・と言ったり書いたりしています。それは本当でしょうか(年をとれば飛ばなくなる、というのなら分かるのですが)。( --中略-- ) 確かにシニアの試合を見ていると、小技に往年の冴えが見られない選手を見かけます。やはり、年をとるとパットや小技が衰えるのでしょうか。ちなみに私は今年50歳になります。
(三重県・会社員)
50歳は始まりの時
年とれば、集中した練習するのがかったるくなる。集中なければ、練習密度はうすまる。
要は練習量が減るから下手になるだけなんです。
技とゆうのは、下手から始まって、上手くなってゆき、下手に戻ると考えた方がいい。戻るんです。
その戻りを抑えるのが練習。練習を支えるのが執着心。年齢は執着心をうすめます。
生きるって輪廻かもしれぬ。となれば、ゴルフの技も始まりがあって終わりがあり、そこから又、新たな始まりがあってもいい筈。50歳の貴兄は始まりの時を迎えたと思う。
これから上手くなってゆくんですよ。年齢は関係ない。気構えです。貴兄にはそれが要る。これから新人、とゆう執着心だけが要る。衰える技なんてありゃしない。
廻りゆくものです、技は! 上手くなって、下手になり、上手くなるとゆう巡りのもの。
私は46歳(編集部注=執筆当時)、貴兄より3歳若い。下手になったことはあった。年齢のため、と考えたら急に球が大きく見えましたよ。
でもね、球の大きさが変わるとゆうことは、こちらに可能性ありとゆうことなんですよ。技の冴えてる時って、球は小さく見えるもんです。集中する程に、アドレス時の球は小さく見えるなものです。
球を小さく見るために、私は巡りの中に入ります。プロ、アマとゆうのではなく、ゴルファーなんです、貴兄も私も!
年をとって衰えるのはセックスのみでしょう。出来、不出来の波はあっても、セックスは若さから老いへの一本道にある様な気はします。80歳過ぎて立つ方、天才!
セックス以外は巡りの世界と考えています。磨いて下さい。上手くなってゆく巡りの時に貴兄は来ている。
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