競技ゴルフからの引退?
私は週刊ゴルフダイジェストを創刊以来、愛読している者です。特に塾長の連載が始まってからは、毎週楽しく読ませて頂いております。
実は私はある岐路に立っています。私はこれまで、公式競技などを通じて競争的なゴルフをしてきました。ゴルフ歴は30年で最高ハンディは5までいきました。しかし、最近は、年のせいでしょうか、最近は45前後のスコアしか出せません。時には90以上を叩くことがあり、さすがに衰えを感じてきました。それで、今後のゴルフプレーは、いままで通り競争的にいくのか、年に相応しい楽しみのゴルフに徹するべきか迷っているのです。
とはいっても、自分ではまだまだ闘争心は衰えていないと思っています。競技で技を競い合うことを生き甲斐とさえ思っていただけに、自分でも歯がゆい思いです。こんな私に、どうぞよきアドバイスをお願いいたします。
(東京都・75歳・HC12)
戦いの道を行け
御見事!
戦って戴きたい。戦う者の前に年齢は関係ないと思います。
ゴルフは飛距離だけではない筈です。距離を伸ばし、距離を切ってゆくのがゴルフ。距離の伸ばせるゴルフは60歳前後で終わるでしょう。距離を切ってゆくゴルフはその後のゴルフ。
150ヤード以内の距離を切って欲しい。ハンディ5の方なれば普通、150ヤードは7アイアンか、8アイアンの距離。クラブ2本、技を使ってクラブ3本入る距離です。
そこで、クラブの距離を伸ばすのではなく、10ヤード単位の距離で距離切りして欲しいと願う訳です。これまで、15ヤード単位のアイアンの番手距離を、10ヤードにし、細かい正確さの振りを作ってもらえたらと考える訳です。
私は100ヤードを5本のクラブで打てる様にと、教わったことがあります。距離切りの基本です。150ヤード以内を10ヤード単位で打ってゆくことが出来れば、80を切ることも出来ます。
生き甲斐の呼吸、続く限り、その呼吸に徹して下さいませんか! 競技ゴルフのゴルフを続けてください。頑固一徹、競技ゴルフですよ。「一徹一夢、素朴の道」で行きましょう。
貴兄が年齢相応に楽しむ様では、周りの若い方が退屈しませんか? 戦って下さい。期待します。
あとに続く者は貴兄の背を見ていることと察する。背を丸めないで、ティに立って戴きたい。私も貴兄の背を眺めて行ければと願う。どうか、素朴な花咲く戦いを!
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