ゴルフダイジェスト出版案内>ゴルフ野性塾SP

ゴルフ野性塾スペシャル
No124...インパクト型と素振り...(12/13)

素振りで上達したい
 ビデオ「ゴルフ進化論」を見てショートスウィングに取り組んでいます。ただ時間的、金銭的な面からも練習場でショートスウィングができるのは週1回200球程度です。そこで週3回素振りでショートスウィングを100回ずつやろうと思っているのですが、効果はありますでしょうか。もし効果のあるショートスウィング素振り方法がありましたら教えてください。

(埼玉県・28歳)


左腕で線叩きがベスト

素振りするのならば、フルスウィング。ショートスウィングはインパクト型を作るのが目的であり、そのために球の重たさを感じる必要はある。

球の重たさ無き素振りはショートスウィングの目的を達し得ない。素振りは体の動きの単純さと振りのリズム、呼吸を身につけるものだ。素振りはフルスウィングですべきものです。

素振りでインパクト型を作りたいのならば、左腕だけの素振りをやった方がよい。土の地面あれば、1本の線を引く。その線を左腕だけの振りで削って行く。球1コ、左かかと内側に線が来る様なアドレスで、線打ちをすればよい。

最初は球の手前を叩くだろう。線の先を叩く迄に1000回の振りは要る。線の手前を叩き続ける中で、インパクト型が徐々に出来て行く。

左腕は伸びる。左手首は固定された型となる。左肩は開かなくなるものだ。結構、腕力は要るし、忍耐力も要るが、続ける効果は半端なものじゃない。ショートスウィングの素振りよりも効果はある。

素振りでインパクト型を作るのであれば、左腕だけの線叩きがベスト。インパクトはトップからフィニッシュ迄の振りの途中の流れであり、型作る意味なし、が過去の論の主張であった。私もそう思っていた。

しかしジュニア塾生を指導する中で気付いた。型を作ってやった方が早く伸びるし、不調にも陥り難い、と。

ジュニア出身者で振り抜くことでゴルフを始めた者は、間違いなく不調に陥っている。バレステロス然り、ジョニー・ミラー然り。ニクラスはインパクト型を最初に作らされたジュニアゴルファーだった。

ジュニア時代、フルスウィングからゴルフを始めた者は、不調の波をモロにかぶる。インパクト型を持つ者は崩れ難い。

ショートスウィングでボールを打てば、インパクト型は作れる。インパクト型だけでラウンド70台は出せる。その事を熊本、札幌、周防灘、福岡のジュニア塾生が証明している。

貴兄は左腕だけで素振りせよ。地上に引かれた線叩きをするのがベストなり。


野生塾トップへ戻る