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ゴルフ野性塾スペシャル
No137... ひとつの欲に徹する...(3/21)

本番スウィングが違う
私はコンペで周りの人から「素振りと実際にボールを打つ時のスウィングが違う」といつも言われます。これはなぜなのでしょうか。またどのように直せばよいのでしょうか。

(鹿児島県 45歳)


欲望の分離症状です

単純に申せば、練習が足りていない。複雑に申せば、欲が分離している

欲の分離はアマの方に往々にして起きること。練習場では格好良いスウィングを目指し、コースでは実利を求める。これ、即ち、欲の分離症状。

練習場でもコースでもひとつのものを求めるべきです。飛距離なれば飛距離を、方向性なれば方向性を。正確な飛距離と正確な方向性とゆうのは過ぎたる欲。欲は縮めてる方がいい。縮めれば、ひとつの結果良しが、次の結果良しを生んで行く。

ゴルフに関する限り、欲を重なり合わしてはいけない。欲は輪のリング、首にブラ下げるネックレスみたいなもの。輪のリング状態にしてた方がよい。

過ぎしものは重なり合う。ドタドタになってしまいます。

貴兄の欲は分離してるか、重なり合ってるかだ。ひとつだけを求めるべきでしょう。

上手く打ちたい、の欲は最も大きなる欲、強欲です。上手く打ちたいの欲を捨て、ささやかでいい、と思って打席に立って御覧なさい。確実に進歩して行きますよ。

上手くやりたい、と思って、上手く出来た人なんていないんです。結果を前に出しちゃいけません。上手く打てたか、否かは結果としてあとからついて来るものです。

前に出しちゃいけないものがある。それは結果。

貴兄はひとつの欲に徹せよ。一徹の欲、貴兄のハンディを1年で12にはするだろう。徹すること、難しいことではない。ショートスウィングで打つことだ。


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