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ゴルフ野性塾スペシャル
No143...クラブの重さと体のズレ...(5/2)

シャンクがこじれてしまった
塾長、私どうしたらよいのか分かりません。私ゴルフ歴13年、スコアは80から90を行ったり来たり、ベストスコアは77のゴルファーです。そんな私、先日7番アイアンで突然シャンクが出てしまいました。今までもPW.SWでたまにシャンクは出ましたが、自分で直すことができました。しかし今回のシャンクは今までと違って直そうと思っても直せません。スウィングをいろいろいじくってしまい、しまいにはグリップもこれでよいのかと疑心暗鬼になってしまいます。一体私どうすればよいのでしょうか。

(43歳)


サンドウェッジを打て

広いスタンスにして、左腕だけで打てばよい。持つクラブはサンドウェッジ

サンドウェッジの重たさを制御しながら左腕一本で打つのは難しいと思う。重たさに負け、重たさ任せの振りになる筈。この時、左脇は締まって来る

シャンクの出る一の原因は、体の動きのズレから生じる左脇の開き。分かった。それじゃ、左脇を締めて打てばいいのか、とばかり、左脇を意識的に締めに行っても、そう簡単に締まるものじゃない。

ズレが生じているのです。ズレの矯正が出来なきゃ、シャンクはポツリポツリと出るものだ。地震みたいなものですな。

ズレの矯正は身をクラブの重たさに任せるが一番。スウィング調子のいい時、重いクラブを振ってみると分かる。握ると重くは感じても、振り始めると軽く感じるものだ。

逆にスウィング調子の悪い時、重いクラブを振れば、握った時以上に重く感じる筈。スウィングの不調とは、スウィング中の体の動きの微妙なるズレと思って頂きたい。

ズレは重たさに反応する。クラブを重たいな、と感じた時、体の動きにはズレが生じているのです。

重たさで矯正すればよい。スウィングの調子のいい時、マスコットクラブを振る必要はない。ゲームに使用するクラブだけを振るべきだ。調子の悪くなって来た時にはボールを打たずに重いクラブで素振りを繰り返せばいい。それでズレは収まる。

スウィング型がどうだ、ヘッド弧がどうだ、とスウィングそのものをイジくり出すと、ズレが肉離れ症状に進み、本格的病となってしまう。

超一流プロの条件。それはスランプを作らぬこと、とゆう。ズレは超一流にも五流にも訪れる。超一流はズレの段階で矯正してしまう。重たさで矯正する。この事に昨年、気付いた。

貴兄は左腕だけで素振りせよ。そして、ボールを左腕だけで打て。まず、サンドウェッジ。次に鉛をベタ張りした7アイアンで打ってください。勿論、左腕だけのヒッティング。それでシャンクは直る。

左腕だ、シャンクの出る原因のほとんどが。スウィングだ、グリップだといじくり出すと、シャンクどころではなくなってしまう。シャンクはシャンクの出る原因だけで直すことだ。

左腕だけで打ってください。それで左脇の自然締めを身につければよいのです。サンドウェッジの重たさはスウィング矯正の役に立つ。貴兄はシャンクを重たさで直せ。


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