(群馬県・27歳）

賭けゴルフをしていた頃の私であれば、頭に義憤の血が昇り、態度に出ていたかも知れぬ。幸い、私の周りにその様な不心得者はいなかったので、あく迄も憶測となるが、多分そうなったでしょう。

今は違う。賭けゴルフをやらぬ我が身ゆえ、人様のスコアに疑いの眼線は向けない。

プロやシングルプレーヤーでスコアチョンボする人はいないと思う。私は信じて来た。したら、終わる。

でも、ラウンド100叩く人は無意識の内の数え間違いとゆう事もあろう。貴兄の友人は数え間違ったのです。意識的ではなく、何気なくの間違い。

私は熊本、札幌、周防灘、福岡のジュニア塾生に言って来ている。スコア誤記したら、そしてそれが作為の誤記であったら退塾させる、と。塾生の親にも言ってあります。

開塾して4年、この間、96名中、2名の者が誤記した。単なる数え間違いでした。退塾させなかった。

1ホールで8も9も叩けば、訳が分からなくなる。誤記は上達途中のハシカみたいなものだ。貴兄の友人はハシカにかかったのでしょう。

貴兄から見れば犯ち。だが、貴兄の友人から見れば気付かぬ数え間違い。それを犯ちと断じるのは少し酷過ぎはしないだろうか。

その時に教えてやればよかった。でも、貴兄は口に出さず、腹の中にしまい込み、今、それを口に出している。いい事ではない。

彼は気付かぬ数え間違いと思う。貴兄は友人といっているんだ。貴兄の友人とゆうのであれば、犯ちを犯す訳はない。ただ、数え間違いしたんですよ。そう思うことだ。忘れなさい。