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ゴルフ野性塾スペシャル
No148...イップス...(6/6)

トップからクラブが降りてこない
塾長はじめまして。私コルフ歴15年、年間ラウンド数約15回程度のサラリーマンゴルファーです。今回、塾長にぜひとも相談にのっていただきたいのは、ウッド、アイアンのスウィング中に起きるいわゆるイップス病です。私ウッド、アイアンがトップの位置にくるとその状態で固まってしまいクラブが降りてきません。最近ではコースはもちろんのこと練習場においてもとにかくひどい状態です。
精神的にかなり滅入っているため、塾長のアドバイスを頂戴し1日でも早く暗いトンネルを脱出できれば、と考えております。よろしくお願いします。

(埼玉県・41歳)


素振りを続けよ

イップスにも2通りある。貴兄のように動けぬタイプと、トップからダウンスウィングへ移行する時の間合いの取れない性急タイプとに---。

どちらも紛うことのないイップス症状。

私のパッティングは間合いの取れない状態であった。今もその状態は続いている。

全体の動きをスムーズにするための間合いが取れなければ、スウィング型が崩れる。間合いが伸び切って消滅し、動かなくなる症状はリズムを崩す。

貴兄はリズムを崩している。素振りすることだ。

己の弱き部分、特に精神面を突き詰めて行く人はリズムイップスに陥り易い。貴兄は繊細な心の持ち主であろう。

私の様に己の欠点に背を向け、適当に生きる者は型を崩し易い。だから何事に対しても型の崩れを気にしてしまう。

貴兄はリズムイップス。私は型イップス。

私は、悩みもゴルフの楽しさ、と考えている。そう考えられない貴男は辛いところだ。

暇あれば素振りをしなさい。その理由を問う必要性はない。9アイアンで振り続けよ。


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