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ゴルフ野性塾スペシャル
No160...随想折々「ジュニアと特待」...(8/29)

風邪ひきかけの夜

今日12月3日、東京にいる。寒い。風邪ひきそう

背中に唐がらし入りの温シップ3枚をベタッと貼りつけ、ユンケル3本飲んで1日を過ごす。

喉が乾き気味になればルゴール液原液を綿棒で塗る。ホカロンとか、温シップ剤が出来て本当に救われている。この5年、風邪ひいた事が無い。

明日、少年サンデーに連載中のゴルフ漫画「弾道」の取材で船橋CCに行く。夜は5社の取材を受ける予定。

東京に来ると、これがある。そして夜は原稿書き。

現在、40都道府県、地区からのジュニア塾開設の依頼を受けているが、そろそろ目一杯の様相になってきた。熊本、札幌、周防灘、福岡と開塾してきたが、この後、来年5月に名古屋塾を開く。()

7つの塾で限度と思う。名古屋の後、どの地に開塾するかは未定。小学3年から大学4年迄の14年間の学業とゴルフの一貫教育ゆえ、高校、大学の協力の無い地に開くは難しい。

ゴルフが上手いからといって、塾生を他県には出したくない。熊本は熊本、札幌は札幌、福岡は福岡、名古屋は名古屋の地で大学迄を過ごして欲しいと願うし、その協力態勢、組織を作って来た。

ゴルフ成績のいい子には特待生待遇の申し入れもある。特待生待遇は拒否した。経済的に潤いたいのであれば、プロになってからでいい筈。高校生、大学生を入学金、学費免除の特待生待遇にする風潮はおかしい。

坂田塾は練習環境の平等化を目指して来たし、それが理念ともなっている。高校の進学も同じ理念の許に進めてきた。

熊本塾は昨年から、札幌塾生は今年から高校進学した。地元の同じ高校に進学している。特待生待遇の者はいない。

中学生ながらトップアマレベルに近付きつつある塾生もいるが、全員、特待生としての待遇は拒否させた。待遇に差が生じると、親の心が割れる。子の心も割れて来る。いい事は何ひとつ無い。

貧しくとも、苦しくとも、その中で戦って行けと親と子に命じた。キャディのアルバイトすりゃ、運動靴は買える。ボールは谷底へ降りて行ってボール探して来りゃいい。

坂田塾は特待生待遇を拒否する。学校正面から胸を張って入学し、正面から卒業して行く。そして挑むはプロの世界、世界の頂点

不景気な今日、有難いことに支援の申し入れを7企業より受けている。坂田塾への支援ではなく、ジュニアゴルフトーナメントを作ってくれと答えた。

世間は流れている。ジュニアゴルフに関する限り、いい方向に向かって流れている。

ゆっくりしたスピードではあっても、流れて行けば、いずれは川になり、海になる。

現在時、午後10時30分。これより眠る。背中、暖かくって気持ちよい。それでは来週。



注記

現在は熊本、福岡、周防灘、神戸、札幌、東海の各塾が開かれている。


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