写真機で試してみた
写真機とは実に便利なものだ。一昨日、左脇の締めでヘッドを返せばどれくらいの返り角度になるのか、右手で返しに行けばどれくらい返るのか、を調べてみた。
脚付きスチール写真機での連写撮り。カメラ位置は、飛行線前方。ロフト7度のパーシモンヘッドのドライバーを使って1時間で撮り終えた。使用したフィルムは9本。
昨日、結果は分かった。左脇の締めでヘッドは返せる。返した角度はアドレス時に較べると90度ピッタリ。フォローでシャフトが立つ角度。
右手で返した時、バラついた。120度返した時もあれば70度返りの時もあった。右手はフィーリング返し、と思う。経験を積まねば役に立たぬヘッド返しの方法。バラつく差を正すは経験のみ。
過去の論はヘッドを返せ、と教えた。返す手段は色々と取り沙汰されたが、右手で返す方法が主流となった。
アマの右手だけでは返り難い。左ひざの締めと一体化した動きがなければ、常に90度は返ってこない。70度前後が精一杯だろう。スライスする。
右肩を使えば120度、返すことが出来た。アマの方は右肩を使って90度返していけると思う。
ドライバーのクラブフェースにプラスチック板をペタリと張り付けた状態と想像して頂きたい。90度返りとはフォロー途中でプラスチック板が垂直になることを言う。70度とは垂直前。120度とはプラスチック板が地面を向いた状態。
フィーリングで70度から120度迄の差、50度の動きをコントロールするのは難しい。激しき曲がりはヘッド返しのコントロールミスを原因とする。それが分かった。
左脇の締めでヘッド返せば、均一の角度が維持できた。大曲しない角度、90度の維持。体全体で振って行け、とは名言。左脇でヘッドの返る様なスウィングをせよ、と言っているのです。
左脇の締めで、常に90度の返せるその実践方法は既に見つけてある。ジュニア塾生にこの理論と方法論をブチ込む。結果は1年後に出る。間違ってはいないと信じている。
あとは、右手に調味料程度のほんの少しのフィーリングを入れてやれば、90度の前後、100度から80度迄のヘッドの返りはコントロール出来る。それで叩いても大曲しないスウィングの誕生だ。324枚の写真が教えてくれた。
本稿、熊本にて書く。今日7月4日、午前11時30分。これよりテレビ収録。夜は熊本キャッスルホテルで、今年卒業して東海第二高校に入った5名の者と、5期生として入塾して来た15名の歓送迎会。時期外れだが、私のスケジュールに合わせた行事ゆえ、仕方ない。昨年は7月下旬にやったと記憶する。
7月6日は朝の一便で羽田経由の札幌行き。その後、新連載取材のため、網走、道東巡り。小さな国内の旅が続く。イギリス行きは7月13日の予定。体調良好。
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