ギャラリーがいると必ずミスする
私の悩みは、コンペなどのティショットで周りにギャラリーがいると必ずミスショットすることです。途中のホールのティショットでも後ろの組の足音が聞こえるだけで「見られたくないから早く打たなきゃ」とあせって、ミスショット。
ショートホールでつまっている時など、もう最悪です。自分ではプレッシャーに弱いほうだと思わないのですが、何が原因なのでしょうか。
(東京都・31歳)
プレッシャーは快感!
焦りは逃避の一種。逃避心はプレッシャーを生む原因の一つ。
結論は出た。貴兄はプレッシャーに弱い。しかし、恥じることはない。私の知る限り、プレッシャーに強い、と胸を張って来れた者ひとりもいない。皆、プレッシャーに悩み、プレッシャーを抱きかかえて日々過ごしているだけ。
猿でもプレッシャーを感じているのに、猿より賢い人間がプレッシャーを感じないのはおかしいことだ。
プレッシャーを撃退する方法だとか、プレッシャーから逃れる方法だとか、ノウハウものの本が幾つか出ている様だが、私は信じない。プレッシャーありて、競技あり、と思っている。
経験を重ねていくことです。経験を重ねりゃ、面の皮と心の皮は厚くなるし、敏感にもなって来る。
厚くなれば鈍感と思ってる人もいようが、それは逆。経験が厚くした面と心の皮は敏感なるもの。持って生まれた皮の厚さは鈍感。ここを間違えてはいけない。
貴兄はもっともっと経験し、敏感になることだ。そうすりゃ、プレッシャーに対応出来る技を身につけることも出来よう。プレッシャーに対応出来るのは技術。他には何も無い。
技を磨けば、プレッシャーと友好関係を結べる。大したことのない技では、プレッシャーに翻弄される。
ハンディ24はプレッシャーに遊ばれてるレベル。プレッシャーに挨拶しときなさい。貴兄はプレッシャーをお迎えするレベルの人。間違ったって、プレッシャーが挨拶にくることはない。
自意識過剰はプレッシャーを生む。そして、自意識過剰は進歩をも生む。己を意識することはいいことだ。プレッシャーを感じるってことは進歩できる証し。
過去の論はその辺りを誤解していた。プレッシャーを浴びる様では進歩しない、と言っていた。阿呆か、全く。プレッシャーがあるから進歩して行くのです。
経験して行きなさい。面の皮と心の皮を厚くすりゃ、何かが見えてくる。プレッシャーから逃げてはいけない。近付いて行った方がいい。
ショートホール、大好き人間になりなさい。近付くつもりになれば、プレッシャーも愛嬌ある顔してますよ。それは自分自身の顔なんですけどネ。
ミスショット、OK! 多少の恥は快感! プレッシャー、ウエルカム!!
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