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ゴルフ野性塾スペシャル
No182...コップと水道水の関係...(2/6)

プッシュやヒッカケばかり・・
「ゴルフ進化論」のビデオを購入し、1カ月前から週に3回練習場に通い1回200球以上ショートスウィングを練習しております。
そこで私の悩みなのですが、ティアップしたボールはドローやストレートで飛距離も出るようになったのですが、マットから打つとプッシュアウトやヒッカケがかなり出ます。またコースでは練習場では全く出ないアイアンのチョロが多いためスコアがまとまらず、最近では「ゴルフは自分に向いていないのでは?」と悩む毎日です。塾長、どうか私によい練習方法をお授けください。

(札幌市・32歳)


左腕が曲がっている!

左腕だけで素振りすることだ。貴兄は右手で叩いている

右手叩きが悪い訳ではない。左腕がインパクトで伸びていれば、右手叩きが強い程に有利となる。ただ、左腕が曲がった状態でインパクトを迎えると、右手叩きはマイナス面を生む。クラブヘッド弧が歪むのです。

左肩が開き、左ひじを引き、左手首が外曲がりすると、ヘッド弧は地面より早く離れようとする。それではフォロー弧が小さくなってしまう。

貴兄のスウィングは左サイドの崩れを持っている。左ひじが曲がっている。正確に当てたい、と望む程に左肩は開き、左ひじは曲がり行く。

左腕の第一の役割スウィングの壁作り。左腕が流れる様では右手でどれだけ叩き込んで行っても、激しい勢いでコップに水を入れる様なもの。コップの水は飛び出してしまい、溜まりはせぬ。

左腕はコップ、右腕は水道水。コップが小さけりゃ、ゆっくり注ぎ込まなきゃ、飛び散るばかり。コップ、大きけりゃ、激しい勢いで一気に注ぎ込んでも飛び散ることはない。

貴兄のコップは小さい。左腕を鍛えて下さい。左腕だけの素振りが一番。素振りの時、左腕は曲がりません。

それと、クラブを持たぬシャドースウィングをやって頂きたい。インパクトからフィニッシュ迄のシャドースウィングなれど、フィニッシュ時、左肩と左ひじの位置を平行か、左ひじの位置を左肩よりも高くすること

左ひじが落ちると、これは小さなコップ状態。左ひじを高くするには、左腕の筋力が何よりも必要。まず貴兄は左腕を鍛えて下さい。トップでもフィニッシュでもひじの位置は高く、が理想。

8月7日、木曜日。午後7時より札幌市内のニュー真駒内ゴルフセンターで札幌ジュニア塾生合同レッスンがある()。6時50分に会いましょう。10分で貴兄の悩みは霧の彼方だ。遠慮せずに来て下さい。私が練習場支配人の重松氏に貴兄が来ることを伝えておきます。

それ迄、左腕だけの素振りと、クラブを持たないシャドースウィングに精出す様に--。



注記

この開催スケジュールは執筆当時のものであり、2000年現在のものではありません。

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