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ゴルフ野性塾スペシャル
No194...自分自身の「パープレー距離」...(5/14)

ドライバー距離が足りない
私は40歳でゴルフをはじめ、今年で8年目になります。職業柄、なかなかラウンドできませんが、自宅庭に30ヤードほどの芝を張り、毎日アプローチ練習をしています。最近は80台のスコアがでますが、飛距離がない(220ヤード)ためか、ミドルホールのセカンドが150ヤード以上残ることが多く、4~5番アイアンの使用回数が多く、パーオン率50パーセントのため、80がなかなか切れません。打開策として長尺デカヘッドドライバーを購入して、ティショットの飛距離を伸ばそうと考えています。塾長のアドバイスをよろしくお願いします。

(山形県・47歳)


問題はドライバーではない!
貴兄は80の切れない理由を見間違えている様だ。

パーオン率50パーセントのゴルフとしよう。9ホール外して、9ホールがグリーン上。パーオンした9ホール全部、2パットで打ったとすれば、9ホールのパーは確保できている。残りはグリーン外した9ホール勝負。飛距離、全く足りず、常にグリーン手前50ヤードなんて事はあるまい。

方向にしがみつかず、距離にしがみついたゴルフすれば、球はグリーン周辺にある筈。その周辺からのアプローチで80切る勝負すりゃよい。

貴兄はドライバー飛距離が足りてないと言うが、220ヤードは女子プロの平均飛距離。6500ヤードをパープレーで回れる飛距離である。

コース飛距離からだけの基本的考えを述べれば、どれだけのコース全長距離が自分のパープレー出来る距離かを知る必要はあります。マネーランク30位迄の男子プロであれば7000ヤード、女子プロ6500ヤード。これが「パープレー」出来る距離。

この距離が100ヤード変わると1打変わる。男子プロの場合、7200ヤードになると2オーバー。逆に6800ヤードだと70の2アンダー。その様に考えて、コース距離に臨み、スコア作りの目標数値とする。

今の私は6800ヤードを己の「パープレー距離」と考える様になって来た。米シニアツアーの距離が6800ヤード前後。ならば、米シニアツアーを目指す身ゆえに、6800ヤードに拘るのも必然か、と思います。

7000ヤードと眼線を高くするよりは6800ヤードに眼線を定めた方が疲れないのではとも思っています。

貴兄の「パープレー距離」は何ヤードであるのか、を貴兄は知らねばならぬ。目標は己を知りたる時より姿を現す。ゴルフゲームは己の「パープレー距離」に挑戦して行く事から始まるのです。

日頃、80前後のスコアならば、多分「パープレー距離」は6000ヤードだと思う。6500ヤードのコースだと5オーバーが貴兄のパープレーだ。まずは、この考えより歩き出して欲しい。6000ヤードに対して220ヤードのドライバー飛距離は十分の飛距離。

貴兄はドライバー飛距離足りずと申されるが、私から見りゃ足りている。足りてないのはアイアンショットの方向、飛距離の正確さだ。これは間違いなく足りてない。トップスウィングを固めたほうがよい。実戦時、アイアンショットはトップスウィングの型で打つものです。ドライバーはフィニッシュの型で打って行く。

スウィング中、幾つものチェックポイントは持てないだろう。一つありゃいい。アイアンではトップ位置に、ドライバーではフィニッシュ位置に意識向ければよいと思う。

それと、アプローチの練習方法に問題ある様な気もする。グリーン外した9ホール、一つも寄せワン効かぬゴルフ、とゆうのは変だ。

半分、寄せワン出来りゃ13か14のパーは取れる訳でしょう。そうすれば77、78前後のスコア出るじゃありませんか。

貴兄はドライバー飛距離に眼を向けるべきじゃない。まず己の「パープレー距離」を見つけ、次にアイアン練習、スプーン、バッフィ、クリークの練習に精出して行くべきだ。


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