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ゴルフ野性塾スペシャル
No216...集中力...(10/22)

1日の集中時間は?
塾長質問です。塾長は1日をどのように過ごしていますか? ある人から「人間は1日、本当に集中できる時間は2時間」と聞きました。集中力が欠けた仕事はロクなもんじゃないと小生は思っています。塾長が1日に要する集中時間はどれくらいですか。人によってまちまちだと思いますが、ぜひお聞きしたいです。もしよかったら、1日の時間配分なども教えて下さい。ちなみに小生の集中時間は3時間くらいです。

(山形県・28歳)


私はこの自由が好きだ

眠りたい時に眠り、起きてすぐに仕事の始められる自由を持つのが物書き稼業。私はこの自由が好きだ。自由とは我儘、気儘、身勝手さを持つものだろう。組織の中で許されるものではない。

現在、週連載本数12本、夏過ぎには13本となる予定。ゴルフしない時、大体、朝5時に起きて風呂に入り、5時30分頃より机に向かう。如何なる原稿も3時間で書き上げる。書き終え、ファクス送稿した後、また 眠る。午後1時頃、起きる。起きて、食堂へ行く。朝と昼を兼ねた食事を取る。そして、散歩に出掛ける。目的意識はゼロ。足の向く儘に歩く。宿舎に戻る時間は気紛れのままに。

7時頃、夕食を取り、後、部屋でボーッとした時を過ごす。10時過ぎ、机に向かう。書き上げ、ファクス送稿を頼んで眠る。そして朝の5時に起きる。この繰り返しが普段の生活。

ただ、私にとって理想である普段の生活がなかなか出来ない。講演、ジュニア塾生レッスン、国内国外の取材旅行、大学講義、テレビ番組収録、コース設計監修、他に付き合い行事等あって普段の生活出来るのは1年に10日余りか。

ヨーロッパ、アメリカシニアツアー挑戦もあり、塾生連れでの合宿もある。350日は旅の中での生活。定まりし時間の過ごし様は出来ない。

ペン持つ時の私の集中時間は3時間迄。1時間で400字詰原稿用紙10枚を書く。3時間だと30枚。気合で書いて行くが、3時間を超えた原稿の内容は悪い。散漫化している。そうゆう時は8時間休養の後、書き直す。1カ月に何度か、書き直す時がある。

物書く私は1日6時間以内の集中。講演の後、塾生レッスンの後は集中し難い。やはり、普段の生活を送っている時がスムーズ。でも今の私にとって、それは希望と欲の重なりし願い。

今、暫くは旅の中で原稿用紙に向かうだけ。集中するぞ、と思って集中している訳じゃない。貴兄の述べる様に好きな事やってりゃ、結果として集中しているものだ。好きな女を抱いている時って集中しているだろうし、球叩いてる時だって集中してる。

集中を意識せぬ方がいい様に思う。意識を外せば、集中も生まれて来る。物事、意識外してる時の流れはいい。私は程々の気分で過ごしている。焦ったって、穏やかに過ごしたって、60年生きれる者は60年の人生。そう考えれば、急ぐ気にはなれない。程々で十分

周囲は忙し過ぎる、と言う。でも、私にとってはこれが普通。我が身を他人と比較した事もなければ、する気もない。人は人、己は己。これから先も、ポチポチと参ります。山形の人よ、ご自愛あれ。


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