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ゴルフ野性塾スペシャル
No225...短く握るとミスが出る...(12/24)

スプーンがひどすぎる・・
スプーンについての質問です。ティショットでのスプーンは打てるのですが、フェアウェイとなるとまったく当たりません。トップ、チョロ、ひっかけ。ティアップした状況より難しいのはわかるのですが、ちょっと酷すぎますね。アイアンはティアップしようとフェアウェイから打とうと別段問題はないのですが・・・。

(神奈川県・29歳)


徹底練習は得策ではない

ひょっとして1.5センチ以上、短く握っておられるのでは?

スプーンのフェアウェイショット時、短く握って振り行かれる方は多い。トップ、チョロ、ダフリ、ドヒッカケの4ミスは短く握る事から発生するミスなれど、この事にお気付きでない方は多い。

意外や意外、サンドウェッジのトップ、ダフリのミスもクラブを短く握る事から発生する場合が多いのです。スプーンでは1.5センチ以上、サンドウェッジでは3.0センチ以上短く握ると上体の前傾角度が強くなりすぎてミスを招く。

大きく振って行くには、それなりのクラブの長さは要ります。短すぎるとミスは生じる。フルスウィングした時程、ミスは生じてくる。貴兄は短く握ってフルスウィングしているのでは? だとすれば、ミスが起きるは必然。

短く握った時、クラブは軽くなり、クラブの腰は弱くなる。クラブの腰とは、重たさと長さを感じる感覚なれど、振り抜いている感じ弱まるとミスは生じます。

貴兄がスプーンを短く握っているのならば長く持て。それで4つのミスの中の2つ放っておいても消せる筈。あとの2つは練習場で直せます。ティアップして3球、アイアンマットに置いて1球打つ練習を繰り返して行けばよい。

スプーンに関する限り、貴兄は自信喪失状態。自信を取り戻すか、自信を植え付けるには自信持つショットへの継ぎ木が必要。ティアップしたショットに、フェアウェイショットを継ぎ木すればよいのです。ティアップ球3球、ティアップしない球1球、この3対1の練習方法で自信なきショットの継ぎ木は出来ます。

自信あるクラブ1本あれば、自信あるショット1つあれば、次から次への継ぎ木は出来て行く。自信とは継ぎ木で成長して行くものだ。苦手なクラブの徹底練習するよりも、自信あるクラブとの掛け合わせ練習の方が短期間、少ない練習量で苦手意識は取り除けるものです。自信は生じる。ただ、コチコチに固まりし苦手意識を取り除くは難しい。そうならぬ前に継ぎ木練習すればよい。

この事に気付いたはごく最近。おっさん塾の指導の中で気付きました。私自身の苦手意識を今、継ぎ木練習で取り除こうとしています。私は6アイアンを得意として来た。ドライバーショットを得意として来た。継ぎ木したいクラブはパター

ドライバーからサンドウェッジ迄は球を上げる事が基本ゆえ、何とでもなるが、パターとゆうクラブは転がしクラブ。パターは13本とは異なる性格のクラブであり、継ぎ木するのは難しい。例えるに熱帯木に寒冷地木を継ぎ木するようなものか?

何とかなれば米シニアクォリファイスクールには通るであろう。継ぎ木失敗すりゃQスクールに落ちるだけの事。結論は簡単に出てくれる。

貴兄は継ぎ木練習せよ。自信あるショット3球に自信なきショット1球の繰り返し。健闘を祈る。


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