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ゴルフ野性塾スペシャル
No248....マスコットクラブ...(6/17)

重いクラブの素振りは?
シーズンオフの素振りについての質問です。これからのシーズンオフは素振りで体を鍛え、スウィングを形作りたいと考えています。プロ野球選手が1キロもあるマスコットバットを繰り返し素振りするように、ふだん使うドライバーより50グラムほど重いパーシモンならば鍛えられるのではないでしょう。ただ、重いクラブはスウィングを壊してしまうのではないか心配です。重いクラブの素振りはいいのか、素振りでスウィングの形をどのように作ればいいのか教えて下さい。ゴルフ歴11年、HC17です。

(埼玉県・52歳)


スウィングを壊します

過ぎたる重さのクラブを振るとひじが曲がる。ひじの曲がったスウィングを体が覚えてしまう。

バックスウィング途中の左ひじ、フォロー途中の早い時期での右ひじの曲がり。一度、曲がりを覚えたひじを伸ばすのは難しい。伸ばしているつもりでも無意識の内にひじは曲がっているものです。

15年以上、ゴルフをやり続けて来られた方ならば、ひじの曲がりは飛距離においても方向性においても然したる影響力は持たないものだ。球を体全体で捉える事は出来ている。

貴兄のゴルフ歴は11年。年齢、私と同じ52歳。多分、ひじの曲がったスウィングであると推察。今以上の曲がりは避けるべきでしょう。伸ばさずともよい。今以上のひじの曲がりがなければよいのです。

体を鍛えるのであればスポーツクラブへ行くべきだと思う。マスコットクラブを振って身につくプラス面は呼吸方法と球を捉えるタイミングの調整だけです。マイナス面は多くありすぎて書くのも面倒。

貴兄はマスコットクラブへの認識を間違えておられる。貴兄の心配は、心配の通り、スウィングを壊すだけのものである。スウィングを作るにはショートスウィングで球を打つのが一番。持つは6番アイアンです。

素振りはスウィングを固め、振り抜きのリズムを得るためのものです。素振りはスウィング作りではなく、スウィングを固め行く手段であります。そこを間違うと、東の道に向かう筈が西への道に向かっている様なものになる。

素振りをするのであれば、普段のクラブで振るが最善。そして、スウィングを固めて行けばよい。プレッシャーや風に打ち克つのは確たるスウィング型である。

スウィングに関する限り、固まっていない美しさよりは固まりし個性こそが極上の美だと思います。



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