〔メルマガ 24号〕
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GDジュニア優勝→全豪女子オープン
【CONTENTS】
1.マイペースみのりちゃん2/7出発
2.ビッグネームにもひるまない?
3.留学生の最初のアウェイ感とは
CONTENTS.1
中3の大冒険。岩﨑美紀、全豪女子へ出発
|ニュージーランド女子オープンが
|2/12から。そして2/18から
|全豪女子オープンに参戦

出発直前の岩﨑美紀さんに会いました。 GDジュニア優勝(12~14歳の部)→アーロンバデリー優勝→全豪女子オープンと出場権を獲得し、激動の半年を行く少女。 どうか皆様、奮闘の様子をネットでチェックしていてください。 さて岩﨑さんは、2/7に成田を出発して、オーストラリアのブリスベンへ。乗り継いでニュージーランドのクライストチャーチまで飛びます。4日間練習して3日間競技。その後オーストラリアに戻り、シドニー経由でアデレードへ。ここで大挙やってくる世界のメジャープレーヤーに混じり、中3女子が4日間競技に挑むのです。 大冒険です。引率者なし。キャディをする22歳の姉・沙織さんと2人旅。昨年秋、アメリカに2度行く機会がありましたが(うち1回はアーロンバデリー大会)、渡航そのものの経験値がわずかな15歳。
全豪で、宮里藍ら日本人のビッグネームたちにちゃんと挨拶できるだろうか。一緒に練習ラウンドしてくださいと勇気を出して言えるだろうか。現在は、そんな心配の声が飛び交う“みのりちゃん界隈”であります。この浮足立っている感、観ていておもしろい。 「レジストミスとかしないでよ!?」「遠慮しちゃダメだよ!」「2人で1人と同じだからね、あんたたちは」と際どい球を投げこんでくる父母をぼやーっと無視する、みのりちゃん。興味津々の旅程表に集中するのでありました。

CONTENTS.2
GDジュニアのときより“いい球”
|岩﨑美紀、どうやら好調。
|次々ピン筋に球が飛び
|あっさり3連続バーディも
練習ラウンドを観ると、昨夏のGDジュニアでの最終ラウンドのときと、スウィングが違いました。

―――いい感じで振り抜けていますね。ピンに向かって飛んでいく球が多い。
岩﨑 今、結構楽しいんです(笑)。調子がよくて。
―――夏のスウィングよりカッコいいんだけど(笑)。今は、見事にフェースに球が乗っている印象。
岩﨑 そうなんですよぉ。夏はコスっていました。頑張ってスコアメイクして勝てたんですよ。今は思ったスウィングをすると真っ直ぐに飛んでくれる状態です。
―――以前も一度掲載したんですが、スタンレーレディス(GDジュニア優勝で出場権)2日目、桃園5番でのセカンドショットのこと、聞きますね。グリーン奥は急傾斜で下ってすぐOBなのに、左奥のピンに突っ込んできました。ショットに自信あるときは、そういうプレーができる選手なんですか?
岩﨑 怖かったですよ。
―――よく打てたね。見事だった。
岩﨑 どこかで沸かせたかったんですよね。
―――え、そういう話? ちなみにあのときギャラリー5人くらい。
岩﨑 そーなんですよぉ(苦笑)!!!
―――えーと、お姉ちゃん(沙織さん)、キャディやってたよね。フェアウェイで緊密な会議をして打った球じゃないの?
姉・沙織 へぇ、ピンまで打つんだ、ふうん、って感じで言われた番手を渡しました。言っても聞かない子ですから。
―――なんか大物だなぁ。細かいヤーデージもチェックしないというし。
姉・沙織 初日、若林さん、香妻さんと一緒でギャラリーが多かったんですね。でも組替になった2日目は当然少ないじゃないですか。「あぁ、ギャラリーが少ないよぉ」ってブツブツ言ってました。
―――あれれ、「テレビで観る人と一緒に回るだなんて」と話してくれたけど、意味を取り違えていたかも! ドギマギする中3女子、って感じじゃなくて、オォすげぇ! 楽しい~! って感覚だったの?
岩﨑 はい。緊張とか、あまりしないんです。
―――ザ・コンペティターだったんですね。ニュージーランド、オーストラリアでの試合に向けて、期待とか不安とか、教えてください。
岩﨑 ゴルフダイジェストで優勝してから、ホントうまく行ってるなぁ、と(ニヤニヤ)。とにかく楽しみです。怖いのは……乗り継ぎ。あと、亀田の曲がり煎餅、持っていって大丈夫かなって。
母 ちょっとぉ、わかってる? ゴルフのこと聞かれてるんだよ!?
―――いえ、どうやら最高の回答です。楽しみな選手(銘柄指定だし)。

CONTENTS.3
奨学金もらってアメリカの大学でゴルフ【集中連載①】
|この発音も英語なの!?
|多国籍の輪の中で育った
|新井里茄さんの「ナマ声」
新井里茄さんはこの3月、日本のLPGAでプロテストを受けようとしています。中学3年からアメリカゴルフ界に育てられ、今また、新しい挑戦。 ゴルフをしていれば、留学も視野に入るそんな時代です。新井さんは、英語を喋れない状態から全米女子アマチュアへの出場も2度果たした成功者。アメリカ生活、あれこれ聞いてきました。

―――最初のアウェイ感、そこを知りたいです。
新井 ですよね(笑)。中2の3月まで日本にいて、9月の学期始まりに9年生として(中3)学校に入ったんですね。アメリカで人間関係を築くにはまず日本人の輪に入り、安心できる場を得たいと考えます。でも私の周りに日本人はいませんでした。次に頼りになるのはアジア人。4つ上の中国人のルームメイトが、面倒をみてくれました。最初は漢字でコミュニケーションとか、日本の音楽はよく聴くよ、など共通点を探してくれたのを覚えています。
―――そりゃ助かりますね。
新井 とにかく1人ですからね。でもその子の友人たちに紹介されて、少しずつ「一員」という感覚になりました。アメリカ人もいたし、スロバキア、スペイン……。私は当初IJGT(ジュニアツアー)に出ていましたが、トップツアーであるAJGAにも行くようになりました。またもや誰も知らない世界。でもね、練習ラウンドして、なんとなく会話して、パッティンググリーンでゲームしていると、ゴルファーどうしですから、仲間になっちゃうんですよ。しだいに何もかも麻痺してくる。どこでも寝られるような感覚というか、気にすることがなくなっていく。気づいたら、アウェイじゃなくなっていました。
――周りにいるのはアメリカ人ばかりではないわけですよね?
新井 その後進学したマイアミ大学のゴルフチームをとってみても、フィリピン、タイ、エクアドル、アルゼンチン……。みんな英語ができる、だからアメリカに来やすい。日本人の壁は、言葉です。
―――出身地によって、イントネーションが変な人、いますよね。南部の黒人の英語とかも難解。
新井 ありますね。友だちに「あれも英語だよ」と言われたりしました。でも暮らしていると、アクセントの違いが、脳内でカテゴリー分けされていくんです。
―――それ、おもしろい。
新井 私の喋りも相手からすれば同じです。伝わらないこともありました。「R」は巻き舌っぽく発音すればいいんだなとか、毎日、学ぶわけです。
―――なんとかなりそうな気になってきますね。
新井 はい。なんとかなりますよ。私、今「modern」って日本語でどう言うべきかなとか考えて喋っています(笑)。そんな英語感覚になりました。それにアメリカは……例えば授業で手を挙げたらちゃんと指してくれるというか、個人を尊重してくれる文化があると思います。そういうのすべてに、身を委ねちゃえばいいのかな、って。

※IJGA⇒ゴルフ留学者のための全寮制中高一貫校。芝から打てる練習場やトレーニング施設、さらには周辺の5コースを自由に使える贅沢な環境。 IJGT⇒インターナショナルジュニアゴルフツアー。年間70試合ほど組まれている。 AJGA⇒全米最大のトップジュニアツアー。
■INFORMATION
ゲーリー・プレーヤーに教わりたいジュニア100人募集
東日本大震災から丸5年の節目。チャリティ企画として、ゴルフ界のレジェンド、ゲーリー・プレーヤーを招いて「The Gary Player Invitational,SOK Japan」が開催されます。そのメインイベントに据えられているのが、キッズクリニック(キッズゴルフクリニック&懇親会)。ゲーリー・プレーヤーから直接手ほどきを受けられます。 開催は2016年3月22日(水)8:00~14:30(集合・受付7:00)。
オリンピックの会場という霞ヶ関カンツリー俱楽部で。 募集人数100人(被災地招待枠30人含む)で、抽選で決定となります。 現在小学3年生~6年生(9~12歳)の男女児童に参加資格あり。 グローブ、シューズ(スパイク不可)持参、運動できる服装で参加。
参加費5,000円ですが、だいぶ立派な大会参加記念品が贈られる模様(キャディバッグやクラブ、帽子を予定)。しかもその参加費の一部は、被災児の自立支援活動に充当されます。 締切は2016年2月20日(土)。
ローチケHMVでの申し込みとなります( http://l-tike.com/support_our_kids )。
主催はThe Gary Player Invitational,SOK Japan実行委員会なのですが、そもそもSOK(Support Our Kids Project)として東日本大震災で被災した子どもたちを応援してきたグループがあり、これはゲーリー・プレーヤー氏と思いをひとつにした特別イベントなんですね。SOKは支援金を集め、親を失った子どもたちを海外にホームステイ体験させるなど、自立に向けた熱烈応援をしています。一方ゲーリー・プレーヤーも母国・南アフリカにおいて、身寄りのない子どもを大勢引き取って学校に通わせる、そんな人物なのです。 以下の企業が協賛として名を連ねています。マツダ株式会社、株式会社ブルボン、株式会社コーセー、サントリー株式会社、株式会社ゴルフパートナー。
大会に関するお問い合わせは 03-6272-6252 もしくは sok@jidai.or.jp まで。
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■周知が行き届いていなさそうな小学生大会などジュニア競技の情報があったら、ぜひ教えてください。また記事を読んで「そういえばあの話!」とひらめいたら、どしどしメールを。 jrcupmag@golf-digest.co.jpまで!
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