|GOLF DIGEST JAPAN JUNIOR CUP

〔メルマガ 33号〕

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先輩たちは頑張っている

【CONTENTS】
1.たまにはジュニア卒業生の雄姿を
2.受験勉強してもゴルフの実力キープ
3.ジュニアにとってのアンダーパー

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CONTENTS.1

ジュニア卒業生たち!

|朝日杯、信夫杯に
|GDジュニアカップで
|出会った顔ぶれ

小学生から長くジュニアゴルフ界で過ごした子も、次のステージへ。
さまざまな進路がありますが、そのひとつ、大学ゴルフに進んだジュニア卒業生の様子に触れる機会が。
10/25~28まで、男子は60回以上の歴史がある「朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権」「信夫杯争奪日本大学ゴルフ対抗戦」が行われていました。朝日杯は個人戦、信夫杯は団体戦ですね。千葉カントリークラブ梅郷コースには、毎年ゴルフダイジェストジュニアカップでプレーしていた選手たちがズラリと!
周りを黙らせるほどの強振が魅力的な本間佑くんは今、明治大学の1年生。36ホールで3オーバーまでという予選を勝ち上がって来ていました。
「相変わらず、振ってます!」(本間)。お利口な感じのスウィングが多い中で、独自路線を突き進んでいるそうです。
2015年GDジュニアで最終日猛チャージを見せた吉田歩生くんは日本大学の1年生。ドラコンで350ヤード近い記録を持ち、今春のファルドシリーズアジア大会にも代表選手として出た実力者です。リーグ戦のレギュラーにはまだなれないものの、期待の選手と大学関係者、談。
「今回はダメでしたー」(吉田)と2日間6オーバーだったが、日本オープン・ローアマの比嘉一貴くん(東北福祉大学3年。2012年GDジュニア15歳~17歳の部・優勝)が初日つまずいて2日目に進めない、そんな中でプレーしているわけです。2015年GDジュニア王者(15歳~17歳の部)木庭輝くん(日本体育大学1年)は……この本戦には進出できなかった模様。
優勝者はさすがの力を見せました。2日間6アンダー。しかも3人で3ホールのプレーオフをやって決着。去年までジュニアゴルファーだった大阪学院大学1年生の大嶋炎くんがチャンピオンになりました。6位タイに日本アマ王者の亀代順哉くん(大阪学院大学4年)。なかなか刺激的な世界です。

詳しい成績は関東学生ゴルフ連盟のサイトで確認できます。
http://ksga.jp/

ハウスからティグラウンドへの途中に、歩測の訓練ができる表示(千葉カントリークラブ梅郷コース)

CONTENTS.2

文武両道、実践中

|「受験して国立大進学」
|そんな選手がただ一人
|朝日杯決勝にいた

去年の今ごろ、彼の頑張りを耳にしていた人もいるのでは?
進学校・東海高校から国立・名古屋大学に進んだ上田敦士くん(1年生)がプレーしていました(GDジュニア2012年12歳~14歳の部、優勝)。
2日間2オーバーの33位タイ。しかしペアリングに並んだ62人の朝日杯最終日進出者の中で、受験をくぐり抜けた大学プレーヤーは彼だけでしょう。
強豪大学からは多くの部員が本戦出場を果たしており、そのまま10/27~28の信夫杯(団体戦)に出た選手も。そんな中、名古屋大学から千葉カントリークラブ梅郷コースに来ていたのはもちろん彼一人でした。
そして、やはり一人で朝日杯に来ていたのが愛知大学2年生の芦沢衣里さん。2日間通算2オーバーで3位タイは見事。1年時に中部学生選手権のタイトルを取った実力者です。
実は彼女に、大学進学について話を聞かせてもらったことがありました。学業成績も良かった芦沢さんは、ゴルフの実力も伴い、県内の高水準な私立、愛知大学に進んだのでした。今やゴルフ部のエースですね。
団体戦に出られない二人は、個人戦の朝日杯が終わった26日、仲良くクルマで名古屋に帰っていきました。「6時間かかるんですよ。でも二人一緒だからまだいいです」と上田くん。従兄弟なんですね、彼らは。ジュニア時代は親御さんがゴルフ場送迎作戦で大わらわですが、大学生は、自分で移動できちゃう。成長しましたねー、という話なのです。

CONTENTS.3

8月のアンケート集計

|アンダーパー経験者が
|半数いるという
|さすがの結果

第19回ゴルフダイジェストジャパンジュニアカップは各カテゴリーとも、60台のスコアで回ったプレーヤーが上位に駆け上がる、いかにもゴルフトーナメントな展開でした。ジュニア選手のレベルは上がり続けていますね。
16、17年前に「ベストスコア60台の中学生座談会」(男子)をやったことがあります。今回のグラフによれば34人が該当しますが、当時は15人ほどでした。
大人ゴルファーの代表として(つまりいつも叩いてしまう人)、「どうしたら60台で回れるものなの?」と質問しました。彼らは顔を見合わせて「どうやって、って……いつの間にか」「ある日突然に」と未踏破のこちらに優しくない答をしばらく繰り返しました。「誰か、うまく意見をまとめられる人~!?」と振るとようやく、論理的な答をいただくことに成功しました。それによれば
「だんだん上達してパープレーに近づいてきました。中1くらいで飛距離が伸びます。お父さんの飛距離を超えます。するとピンに寄るセカンドショットが増えてきて、60台のスコアが出るんです」
2016年現在、もっと素敵な回答ができる少年少女、いませんか? ご連絡お待ちします。
しかし、当時の迷回答も、十分に真理を衝いていますよね。
理屈を知りたいのは大人側の勝手な思いです。ジュニアプレーヤーは向上心をもってゴルフする、しだいにできることが増えていく、理屈よりも感性、そして65を出しても驚かない。すみません、これも理屈こねていますね。理屈で制御するとすれば、できもしないことを欲に駆られてやってしまうゲームの組み立て面かもしれません。

さて、もうひとつのアンケート結果。
松山英樹選手、さすがに評価上がりましたね。日本オープンチャンピオンとなった今なら、もっと票が伸びたでしょう。
彼は日々、技術革新をしています。ゴルフダイジェストでは「ゴルファーズダイアリー」という大判の手帳を作っており、そこで数年にわたり松山選手のテクニックをチェックしてきました。アメリカに渡ったころはリストをターンする癖があり、それが故障にもつながったけれど、ついにフェースローテーションなしのスウィングへ。ローテーションする選手の飛距離は羨ましいようですが、彼はボールストライキングに賭けているんですね。スピードは体の力で出してやる、と言わんばかりの激しいボディアクションを追求してきました。
興味ある方は「ゴルファーズダイアリー2017」、お問合せください。30ページほど記事展開しています。
2位と3打差という日本オープンの結果ですが、力量の差は、そんなものではなかったと、皆さん感じたのでは? 松山選手のような追求心に限りのないゴルファーでいてくれるよう期待します。

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