競技規則

競技規則

競技の条件

  • 1.ゴルフ規則
    2016年日本ゴルフ協会ゴルフ規則およびチームGDの競技の条件・大会ローカルルールを適用する。
    なお、この規則の適用にあたって一部に変更もしくは追加のある時は、競技委員会からその旨スタート前に告知する。
    この競技の条件の違反の罰はゴルフ規則で別に定められている場合を除き、ストロークプレーでは2罰打とする。
  • 2.競技委員会の裁定
    競技委員会は競技の条件を修正する権限を有し、すべての事柄について、この委員会の裁定は最終である。
  • 3.使用クラブ
    R&A/USGAのテスト基準を超えるスプリング効果を持つドライビングクラブ(所謂「高反発クラブ」)は使用不可とする。
    この競技条件の違反を行った場合は、各ホールに対し2罰打。但し、1ラウンドにつき最高4罰打までとする。
    また、プレーヤーが持ち運んだこの条件に違反しているクラブについて、プレーヤーはその違反を発見次第、マーカーか同伴者競技者にその不使用宣言をしなければならない。
    この競技条件の違反の罰は、競技失格とする。
  • 4.使用球の規格
    公認球リスト
    プレーヤーの使用球はR&A発行の最新の公認球リストに記載されているものでなければならない。
    この競技の条件の違反の罰は、競技失格とする。

    ※本競技ではワンボール条件は適用しないものとする。
  • 5.電子機器(レーザー式距離測定器、コースナビゲーション)
    プレーヤーは残りの距離やホールのレイアウトを確認する目的で、電子機器を使用することができる。これにより得た情報の交換はアドバイスとならない。また、これを使用、操作するためにプレーを不当に遅延させてはならない。
    不当な遅延による罰は (7.不当な遅延)を適用とする。
  • 6.スタート時間
    ゴルフ規則33-7に規定するような、競技失格の罰を免除する正当な事情がない場合、プレーヤーが自分のスタート時間から5分を超えた遅刻の罰は、競技失格となる。
  • 7.不当な遅延
    1回目の警告1罰打、2回目の警告2罰打、3回目の警告競技失格
    プレーヤーは不当に遅れることなく委員会がプレーのペースについてのガイドラインを決めているときはそれに従ってプレーしなければならない。前の組と著しく間隔があいた場合、競技委員によりプレーのペースを速めるよう警告をする。ハーフ終了時に前組より1ホール開けて前半9ホールを終了した組は休憩時間や昼食時間を短縮するものとする。正当な理由が無く前組より2ホール以上開けた場合は競技失格とする。
  • 8.プレーの一時中止と再開
    ①プレーの一時中止(落雷などの危険を伴わない気象状況)については、規則6-8b,c,d に従って処置すること。

    ②険悪な気象状況にあるため、委員会の決定によりプレーが一時中断となった場合、同じ組の競技者全員がホールとホールの間にいたときには、各競技者は委員会よりプレー再開の指示が出るまでプレーを再開してはならない。1ホールのプレー途中であった時は、各競技者はすぐにプレーを中断しなければならず、その後、委員会よりプレー再開の指示が出るまでプレーを再開してはならない。競技者がすぐにプレーを中断しなかったときは、規則33-7に決められているような、罰を免除する正当な事情がなければ、その競技者は競技失格とする。(規則6-8b注)

    ③プレーの一時中止と再開の合図について
    中止・再開の合図はゴルフ場によって異なるので、険悪な状況になった場合は、委員会・ゴルフ場からの案内に注意すること。
  • 9.移動
    競技者は、常に歩いてラウンドしなければならないが、乗用カートがある場合は乗車することができる。
  • 10.険悪な気象条件のため競技が中止になった場合
    ①競技中止の時点で9ホールを消化していれば競技成立、消化していなければ不成立とする。なお、9ホールでの競技成立の場合は、アウトスタート・インスタート各々の最少スコア選手あるいはチームを上位とする。タイスコアが発生した場合は、アウトスタートは9番、インスタートは18番からのカウントバックにより上位を決定する。 ②ツアー選手権および日本一決勝において、険悪な気象条件で競技不成立と判断された場合、予備日による開催を行う。
  • 11.練習
    競技者はプレーを終えたばかりのホールのグリーン上やその近くで練習ストロークをしてはならない。これに違反して練習ストロークをした場合、競技者は次のホールで2罰打を加えなければならない。ただし、そのラウンドの最終ホールのときは、競技者はそのホールで罰を受ける。また、ハーフターン待ち時間の「指定練習グリーン」におけるパッティング練習は認める。ハーフターン時の打撃練習場及びアプローチ練習場の使用は不可。
  • 12.順位の決定方法
    第1位にタイが生じた場合は、マッチング・スコアカード方式により、優勝を決定する。2位以下にタイが生じた場合は、18番ホールからのカウントバック方式により順位を決定する。
  • 13.ポイントの付与
    1位20点から20位1点までポイントをつけ、各シーズン終了時での年間最高ポイント獲得者上位3名にツアー選手権出場資格を与える。成績がタイの場合、累計人数で配分する。

    ※マッチング・スコアカード方式とは、ホールアウト後、タイの競技者がいた場合に18ホールズ中、終わりの9ホールズ(10番~18番ホール)の合計スコアで順位を決定し、もし終わりの9ホールズの合計スコアが同じであったときは、終わりの6ホールズ(13番~18番ホール)、それも同じであったときは終わりの3ホールズ(16番~18番ホール)の合計スコアをベースにして順位を決定する。それでもなお同スコアの場合は、18番ホールからのカウントバック方式により、順位を決定する。 ※競技会によって上記を適用としない場合、別途規定を設けるものとする。
  • 14.競技終了
    全ラウンドを終了し、競技委員会が公式スコア集計用紙に記入された内容に間違いがないことを確認し、承認公表した時点で競技終了とする。

大会ローカルルール

  • 1.アウトオブバウンズ Out of Bounds
    アウトオブバウンズの境界は白杭または白線をもって標示する。また開催コースが定める境界を適用するものとする。
    注:杭および線の両方により標示されている場合は、線がその境界を示す。
  • 2.ウォーターハザードおよびラテラル・ウォーターハザード Water Hazards and Lateral Water Hazards
    a. ウォーターハザードの限界は黄杭または黄線をもって標示する。
    b. ラテラル・ウォーターハザードの限界は赤杭または赤線をもって標示する。
    注:杭および線の両方により標示されている場合は、線がその限界を示す。
  • 3.異常なグランド状態 修理地
    a. 修理地の限界は青杭または白線をもって標示する。
    b. ケーブルを埋めた跡の蓋を成している芝などの自然物。
    c. スルーザグリーンにおいて、新しい芝の継ぎ目(目地)に球があるか、それに触れている場合、または意図するスイングの区域の妨げになる場合は、規則25-1bによる救済を受けることができる。その状態を形成している全ての目地は、規則20-2c(再ドロップ)において、同一の目地として扱う。
  • 4.地面にくい込んでいる球
    救済できる区域をスルーザグリーンとする。ただし、芝草を短く刈っていない区域の砂地に球が食い込んでいる場合は、このローカルルールに基づく救済を受けることはできない。
  • 5.動かせない障害物
    a. 排水溝は動かせない障害物とする。
    b. 人工の表面を持つ道路・通路に接した排水溝は、その道路の一部とする。
    c. 動かせない障害物から続く白線で囲まれた区域は、その障害物の一部とみなし、修理地ではない。
  • 6.グリーン上の芝張替え跡
    グリーン上の芝張り替え跡は、古いホールの埋跡と同などとみなし,修理することができる。
  • 7.コースと不可分の部分の構築物
    a. 木または既設の物に密着させたり、巻きつけてあるワイヤーやケーブルなど。
    b. ウォーターハザード内にある人工の壁およびパイリング(枕木や石垣を含む)など。
  • 8.既設の高架送電線
    球が既設の高架高圧送電線に当たった場合は、そのストロークを取り消し、罰なしに再プレーしなければならない。(規則20-5参照)
    その球がすぐには取り戻せない場合には、別の球に取り替えることができる。
    例外:地面から立ち上がった動力ケーブルの接続部分に球があたった場合は、再プレーをしてはならない。
  • 9.臨時の動かせない障害物
    臨時の動かせない障害物から続く白線で囲まれた区域はその障害物の一部とする。また、臨時の動かせない障害物と臨時の動かせない障害物が線で結ばれているときは1つの障害物とする。
  • 10.目的外のグリーン(予備グリーン)の扱い
    クローズド(closed)の標示のある予備グリーン(カラーも含む)または目的外のグリーン(カラーを含む)はプレー禁止の修理地(スルーザグリーン)とし、その上に球がある場合やスタンスがかかる場合、プレーヤーはゴルフ規則25-1b(i)を適用しなければならない。
    このローカルルール違反の罰は、2打。
  • 11.樹木を保護する巻物施設は樹木の一部とみなす
    ただし、球が巻物施設にはさまった場合は罰なしに球を取り出し(取り戻せない時は別の球で)球がはさまって止まった真下の地点から1クラブレングス以内で、かつホールに近づかない箇所にドロップすることができる。取り出した球は拭くことができる。
  • 12.電磁誘導カート用の軌道は全幅をもって人工の表面を持つ道路とする
  • 13.電子機器の使用 (レーザー式距離測定器・コースナビゲーション)
    プレーヤーは距離やホールレイアウトを確認する目的でこれらの機器を使用することができる。

    a. これにより得る情報の交換はアドバイスとはならないものとする。
    b. 使用に際し不当にプレーを遅延させてはならない。

    このローカルルール、bの違反は初回の警告で1罰打、2回目2罰打、その後さらに同じ違反があった場合は競技失格とする。
  • ※注意事項
    1.特別ルール、ローカルルール以外の競技規則は、すべて日本ゴルフ協会規定による。
    2.日本ゴルフ協会アマチュア資格規則の規定に抵触し、または本競技の品位を損なうと判断されるものは競技への参加を取り消す。またプレー中であっても参加を取り消す。
    3.日本国憲法に問われる者、あるいは反社会的勢力・団体に関係する者、およびこれらに準ずると判断される者は、本競技の参加を認めない。
    4.大会開始50分前に受付を完了していない場合は競技に出場できない場合があります。
    5.人工の機器、異常な用具(素振り用のバットや棒)の使用はできないので、注意してください。(※ただし距離計測器は使用できます)