『難しく考えないで。転がしはパターの延長です』
転がしとは、簡単に言うと地面からボールをあげないということです。ということはなるべくボールが転がりやすいクラブを選びます。7〜8番アイアンくらいが良いかと思います。そして「このクラブ(8Iくらい)はパターなんだ・・・パターなんだ・・・」と思って打ってください。まず思い込みが肝心です。
打ち方は、8番アイアンをパターと同じグリップで握ります。そしてクラブのソールを地面になるべくぴったりと置き、パターのように構えます。そしてパターと同じにストロークします。こうすれば少しくらいダフッても大丈夫。
そして大切なのは距離感の出し方。アプローチの場合、ボールの落下するイメージを放物線で描きますよね。でもこの場合は、パターと同じで落とし場所に集中するよりも、その距離の全体像を把握するほうがぴったりに寄ります。まず素振りのときにボールが止まるところをイメージします。転がしの場合オーバーする人のほうが多いのでどこに止めたいかをしっかりイメージしましょう。そうすれば自然と振り幅が小さくなりミスが減ります。
但しラフにある場合は、程度により番手選択に工夫が必要です。例えば、浅いラフでボールが浮いているような場合は8Iで転がしてもOKですが、ラフが深く、半分以上ボールが沈んでいてピンが近かったらウェッジを使いましょう。
・8番アイアンをパターと同じグリップで握り、パター同様にストロークする。
・パターと同じく距離の全体像を把握しボールが止まるところをイメージする。