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GDOバイヤー小俣 1日クラフトマン体験!

GDOバイヤー小俣 1日クラフトマン体験!

小俣光央(おまたみつお)
ミズノテクニクス(株)ゴルフ製造部次長 能勢孝行(のせたかゆき)さん

小俣光央(おまたみつお)
GDO リテールビジネスユニット商品部商品チーム工場をご案内してくださったのは、ミズノテクニクス(株)ゴルフ製造部次長の能勢孝行(のせたかゆき)さん。

ミズノテクニクス

岐阜県養老にあるミズノの国内生産子会社。主にゴルフクラブの設計開発・製造・生産管理を行っている。アメリカ、スコットランド、中国にあるミズノの自社ゴルフクラブ生産拠点のマザーファクトリーであるとともに、あらたな技術を開発し、より高い完成度を追求するテクニカルセンター。いわばミズノのモノ作りの砦でもあり、熟練した職人たちがすべての工程で妥協を許さないこだわりのスピリッツでクラブをつくり上げ、厳しい検査をクリアしたものだけがお客様のもとへ届けられている。

調整する デジタルだから一目瞭然。精度の高いクラブで、ゴルフをもっと楽しんでいただくために

  • 調整する1

    調整する1

    さっそく担当の方に教えを乞う小俣バイヤー。
  • 調整する2

    調整する2

    むむむっ!これはなかなかむずかしそう・・・。
  • 調整する3

    調整する3

    装置を見ながら器具を用いて調整します。えいっ!
  • 調整する4

    調整する4

    実際に測定器具でも確認。
    お、小俣バイヤー、意外に筋がいいかも?

ミズノテクニクス(株)ゴルフ製造部次長 能勢孝行(のせたかゆき)さん

ロフト角とライ角を調整する工程です。
昔は職人の勘とコツでやっていたのですが、ミズノでは早くからデジタル化を図り、高精度な計測および調整ができるようになっています。
数値どおりに調整できないとOKになりませんので、明確なぶん責任重大。
仕様内容によって調整しやすさが違いますので、熟練が必要な作業です。
とくにいまプレイヤーに合わせた「MYライ角」を推奨しており、作業の正確性が求められています。


調整する 作業風景小俣光央(おまたみつお)

目標値に近づける力加減がものすごく微妙で、ちょっと動かすだけで変わってしまうんです。相当の経験が必要だと思います。


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研磨する セットとして自然な繋がりを意識しながら、所定の重さに削り込んでいく。失敗は許されません。

  • 研磨する1

    研磨する1

    ロフト角・ライ角の調整で気を良くした小俣バイヤー、次は花形の研磨に挑戦!
  • 研磨する2

    研磨する2

    それではウェッジを削ってみましょう。削り過ぎに気をつけて・・・。
  • 研磨する3

    研磨する3

    飛び散る火花に思わず小俣バイヤーも熱くなる。ウォォォォォ!
  • 研磨する4

    研磨する4

    あれ?
    なんだか見本と違うような・・・。
  • 研磨する5

    研磨する5

    や、やっぱりそうカンタンに匠の技は身につきません。半泣きの小俣バイヤー。

ミズノテクニクス(株)ゴルフ製造部次長 能勢孝行(のせたかゆき)さん

研磨には、作業順に粗研磨(あらけんま)・中間研磨・バレル研磨・磨き研磨と4つの工程があり、これはいちばん最初に行う粗研磨です。
ヘッド部分のカタチを削り出すとともに、規定値どおりの重量に仕上げます。
さらにセットとして同じイメージデザインで揃えなければいけません。
なかでもトップエッジとネック部分がむずかしく、研磨ベルトをいかに使いこなして削るかという、最も高度なテクニックと経験が要求される工程の一つです。


研磨する 作業風景小俣光央(おまたみつお)

研磨ベルトにどう当てればどう削れるのかイメージできませんでした。
とてもむずかしい作業で、つい腰が引けてしまいました。


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色を入れる 指定色を間違わないように、色が混ざらないように。コツは、集中力の持続です。

  • 色を入れる1

    色を入れる1

    今度はカスタムオーダーのキーポイントとも言える、刻印の色入れにトライ!
  • 色を入れる2

    色を入れる2

    刻印の位置やカスタム内容によって様々なパターンに対応します。
  • 色を入れる3

    色を入れる3

    手先の器用さ、繊細さが求められる行程ですが、なかなか上手な小俣バイヤー。
  • 色を入れる4

    色を入れる4

    小俣バイヤーにもYORO JAPANの真髄が備わりつつある?

ミズノテクニクス(株)ゴルフ製造部次長 能勢孝行(のせたかゆき)さん

刻印部分に色を付ける、ヘッド部分では最終段階の工程です。
オウンネームを入れたり、さまざまなオーダーに応えた色入れを施します。大変細かい作業ですので集中力と、研磨したあとの作業になりますので、ぶつけたりしないように細心の注意も必要です。
完成したクラブをお客様が手にしたとき、オーダーどおりに美しく仕上がっていれば、愛着が生まれるとともにゴルフがいっそう楽しくなるのではないでしょうか。


色を入れる 作業風景小俣光央(おまたみつお)

色入れする部分がものすごく細かくて手が震えちゃいました。
集中力が必要ですし、手先が器用じゃないとできない仕事ですね。


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装着する クラブとカラダは、グリップでつながる。だから、微妙な感覚を極限まで追求します。

  • 装着する1

    装着する1

    最後はグリップの挿入をやってみましょう。
    下巻きテープを巻いていきます。
  • 装着する2

    装着する2

    そしておもむろに、ズイっと!
  • 装着する3

    装着する3

    まっすぐ入ったかな?
    うん、大丈夫!
  • 装着する4

    装着する4

    バランスもオーダー通り、きっちり仕上がりました。

ミズノテクニクス(株)ゴルフ製造部次長 能勢孝行(のせたかゆき)さん

シャフトにグリップを装着する工程です。
一見、簡単な作業に思われがちですが、グリップの種類は約120種類あり、手の感触はデリケートなだけにお客様のオーダーも実にさまざま。全体的に太くして欲しいというオーダーに応えるために下巻きテープを何枚も巻いたり、右手部分だけ太くして欲しいというオーダーもあります。
また、グリップ入れ後、クラブとしてオーダーどおりのバランスで仕上がっているかの確認(仮バランス工程)も大切な作業です。


装着する 作業風景小俣光央(おまたみつお)

グリップをまっすぐ入れるのですが、そのまっすぐがむずかしい。
長さを揃えることとバランス調節に高度なテクニックが必要です。


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クラフトマン体験を終えて。。。

想像通り、簡単な工程はありませんでした。
すべての工程に集中力とテクニックが要求され、みなさんプライドをもち、自分たちの製品がいかにお客様に満足していただけるかを考えて作業されています。
お客様の気持ちに応えられるように、クラフトマンシップとテクノロジーを突き詰めていくことがYORO JAPANの真髄なのですね。
僕も工場の方の気持ちに応えられるように、一生懸命売らなきゃいけないなと思いました。

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