カデログリップが他のグリップと大きく異なるところは、装着に両面テープや化学溶剤を使わないことにある。装着に使用するのは、エアコンプレッサーで圧縮された空気とほんの少しの水だけだ。
「カデロのグリップは、グリップエンドからエアコンプレッサーで空気を入れることでグリップ自体が少し膨らむ構造になっています。その状態でシャフトを奥まで差し込み、グリップ向きなどを微調整します。そしてエアーの注入をやめるとグリップ内部とシャフトの間が真空状態になって、グリップがピタリと密着する仕組みです。挿入するときの滑りを良くするために水を使うこともありますが、装着に慣れると水さえも必要ありません。取り付けの工程が少ないので1本あたり1分程度で装着できますし、すぐに密着するので装着後すぐにボールを打つことができます。化学溶剤を使わないので環境にも優しいグリップです」
(カデログリップ アジア総代理店 代表 GF Japan吉田一彦さん)
「今回始めてカデログリップを自分で装着してみたのですが、エアコンプレッサーの空気だけで装着できることには本当に驚きました。これまでのグリップ交換では、古いグリップを剥がして両面テープを剥ぎ取り、新しい両面テープを貼ってから溶剤を使って挿入するという工程がありました。でも、カデロならそれらをすべて省略できます。グリップを外すときもエアーの力だけで済みますし、両面テープではなくメンディングテープを巻くことで、これまでのように下巻きテープでの太さ変更にも対応可能です。
溶剤が乾くまで待つ必要がないのも、カデロの大きな魅力です。ウチの工房では速乾性の溶剤を使っていますが、それでもグリップが完全にシャフトに接着されるまで30分は要します。でも、カデロなら装着後すぐにボールを打つことができる。これはゴルファーにとって大きなメリットではないでしょうか。
意外と言うと失礼ですが、カデロは握り心地についても好感触です。こういった機能面がウリの新しいグリップは、肝心の握り心地が犠牲になっているのではいかと疑っていたのですが、いい意味で予想を裏切ってくれました。私は『2×2』(ツー・バイ・ツー)というモデルを装着しましたが、硬くもなくソフトすぎることもなく、手にピタリとフィットする感覚があります。特にこれまでエストラマー素材のグリップを使っていた人なら、まったく違和感なく乗り換えられると思います。フィーリングがいいので、個人的にも全番手に入れて使いたいと思ったぐらいです。
クラフトマン 関根裕二さん
クラブ工房を備えた中古ショップ「ゴルフパラダイス 港北ニュータウン店 II」のクラフトマン。ショップのスタッフ歴は15年。古いクラブに詳しいのはもちろん、自身もゴルフギアが大好きで最新アイテムの性能にも詳しい。
8月某日、「ゴルフパラダイス 港北ニュータウン店 II」の店頭で実施されたカデログリップの交換イベントに潜入取材!
お店に訪れたゴルファーは、初めて見るカデログリップの装着方法やカラフルなデザインに興味津々だった様子。カデログリップに交換したゴルファーに率直な感想を聞きました。
「いつもラバー製のグリップを使っているので、カデロもラバーのモデルで交換をお願いしました。グリップの装着作業を見ていましたが、エアーしか使わないことに驚きましたね。これですぐにボールを打てるというのもビックリです。さっそくこれから練習場に行って試してみます。」
「あっという間に新しいグリップに交換してもらえました。自分でグリップを交換したこともあるのですが、それとは比較にならないぐらいの早さですね。装着されたグリップを捻ったりしてみましたが、きっちり密着していてまったく動きません。すぐにボールが打てるというのも納得です。」
「購入した中古クラブのグリップを交換してもらいました。デザインがカッコイイですし、握り心地もしっとりした感じで気に入りました。他の番手もすべてカデロに交換しようと思います。」
「握り心地は、普段使っているエストラマー素材のグリップと似ていますね。グローブを装着して握ると、特にカデロはピタリとフィットする感覚があります。溶剤が乾くまで待たなくていいのも便利ですね。」
「使い慣れているラバータイプのグリップを選びました。新しいタイプのグリップなので握り心地が心配だったのですが、まったく違和感なく使えそうです。機能面でとても優れた商品だと思います。」
■カラー:
ホワイトグリップ《シルバー・ゴールド・グリーン・ピンク・スカイブルー》 ブラックグリップ《シルバー・ゴールド》
■バックライン:無
■口径/重量:M60/50g
■カラー:緑・ピンク・青・白
■バックライン:有・無
■口径/重量:M58/52g・M60/50g
■カラー:黒・青・緑・レッド・ピンク
■バックライン:有・無
■口径/重量:M58/52g・M60/50g