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まず3Wを打ってみたのですが、一発目を打ったとき、「あれ番手を間違えたのかな?」と思いました。3Wを打ったはずなのに、5Wだったのかな?!と思うほどの高い球でした(笑)。自分の感覚からすると2段階ぐらい高い球が打てました。球質は前へ行く強い球です。ボールの打ち出し角度が高く、スピン量はやや少なめ、吹け上がる弾道ではないので、前に前にボールが飛んでいきます。飛距離は確実に出ていますね。
ステンレス素材のフェアウェイウッドは、3Wで180㎤前後ぐらいが一般的なのですが、『ダブルチタン』はその名の通り、ボディに軽量で強靭なチタン素材を使っておりヘッド体積200㎤と一回り大きめで安心感があります。フェアウェイウッドとしてはFP値が少なめです。
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アイアンに例えると少しグースがついていると言ったらわかりやすいでしょうか?! 見るからにボールの捕まりが良さそうで、アイアンのように少しボールを右において上から打ちたくなりますね。ミスヒットに強いカップフェース構造と、『SPIDER WEB構造』で、出来るだけフェース面を薄くし蜘蛛の巣のようなリブを配置、どこでヒットしても、高い反発が出るようにしています。
フェース、ネック、クラウン部分を軽量化して、70gの余剰重量を作りタングステンソールに配置。ソールの全体の重量を120gと重めにする事により、前作のシャトルより、5.7mmも低重心になってボールの打ち出し角が高いわけです。さらに、ソール後部にウェイトを集中する事で、シャトルらしく深重心となっていますからミスヒットに強いのです。
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シャフトは、手元が少ししっかり目で、中間と先がやわらかいシャフトです。手で振り回してもタイミングがあいますし、スインガータイプにも使いやすいでしょう。シャフトでボールを捕まえて、球を持ち上げてくれます。ヘッドとの相性がとてもいいですね。
僕が持っているシャトルのイメージは、フェアウェイウッドが苦手な人にとってお助けクラブ!なんです。この『シャトル・ダブルチタン』は、お助け度をそのままに、飛距離をプラスした感じです。アベレージゴルファーでも飛ばせるし、ボールの捕まりもいいのでスライサーにオススメしたいです。
打ち方ですが、フェアウェイウッドが得意な方はいつもと同じように打ってもらってかまいません。『シャトル・ダブルチタン』は、フェースとネックのつながりに、少しオフセットがあるので、フェアウェイウッドが苦手な人はアイアンっぽい構え方でも大丈夫。ボールを気持ち右足寄りに寄せて、アドレスして少しターフを取るつもりでアイアンっぽく打ち込むと、しっかりボールは上がってくれます。
2Wですが、ロフト13度と思えないほどボールが上がります。ヘッドスピード40m/sぐらいの方でもボールを上げることが出来るでしょう。ティアップすれば今流行のミニドライバー的にも使えますよ。
5Wは、高弾道でグリーンをキッチリ狙える感じです。適度なスピン量で操作性も充分あります。2,3Wよりライを選ばないので、とっても使い勝手がいいと思います。飛距離も充分でますから、フェアウェイウッドが苦手な人はまず5Wを打ってみてください。
7W、9Wはどんなライからでもボールを浮かせるでしょう。ラフからでもしっかり使えますし、ユーティリティが苦手な人にオススメです。イマドキのゴルフボールは、高ヘッドスピード域で低スピンになるように設計されていますから、ユーティリティではボールが浮かないと言う人が増えていますので、試して欲しいですね。さらに、シャトルには11W,13Wもラインナップされているのでクラブ選択の幅が広がりますね。
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今までチタンのフェアウェイウッドを打ったことがなかったのですが、驚いたのはフェースの弾きの良さですね。ボール初速が速く、ボールが楽に上がってくれます。力まなくてもクラブがボールを飛ばしてくれる。3Wは力んじゃって上手く打てないことが多い、これだとシャフトがいいのか楽にボールが上がります。
結構なアゲンストなので3Wじゃないと届かないかなとおもったのですが、3Wではキャリーでグリーンをオーバーしてしまって、5Wで200y届いちゃいました。風に強く前に行く弾道でビックリしました!5Wはさらにボールが上がってくれてとっても楽です。私が個人的にとっても気に入ったのが7W、9W。すごく気持ちよくボールが上がって、操作性も抜群でした。
山上さんは、腕を上手く使ってスイングするタイプ。手元がしっかりしているシャフトとの相性がよく、いきなりいい球を連発していました。試打する前は「フェアウェイウッド、特に3Wは得意じゃない」とおっしゃっていたのですが、とても苦手そうには見えませんでした。
この安定感『形状記憶合金配合シャフト』の効果ではないかと思います。9Wを打ってすごくいい球を連発していたのが印象的でした。
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ビックリするぐらいボールが上がりやすいです。打球音がとてもいいので、打っていて気持ちいいですね。ボールが楽に捕まり、スライスさせるのが難しいくらい。ヘッドが大きく、クラブの長さが少し短いので、どこで打っても飛んでくれそうな安心感があります。実際見た目だけなく、ミスヒットに強いし、操作性もいいので、コースで武器になりそうです。
僕も最初200yのピンを3Wで狙ったのですが、アゲンストなのに飛びすぎてグリーンオーバー、5Wで打ったら、高さがありグリーンにピタリと止まりました。いろんな球が打てて、5Wもよかったです。あまりフェアウェイウッドは得意じゃないんですが、調子に乗って2Wも打ってみました。3Wと変わらないぐらいボールが上がり飛んでいました。地面からでもボールが上がります。ティショットでも使ってみたいですね。
山添さんは、スインガーでシャフトに付加をかけないスイング。フェアウェイウッドでボールが上がりづらいタイプなんです。しかしシャトル・ダブルチタンだと2Wまでボールが上がってナイスショット連発。驚いたのは、お二人とも、クラブを渡してすぐナイスショットを連発したことです。これぞやさしさの証明ですね