「ゼクシオ」といえば、シニア層をターゲットにした
ブランドというイメージが強い。
しかし、女子プロはもちろん、ヘッドスピードの速い
男子プロの使用者が数多いのも事実だ。
そこで、腕に覚えのあるトップアマが使うとどうなるのかを検証してみた。
プレッシャーの中で力を発揮しなければならない競技ゴルフを戦うために、
クラブ選びには特別なこだわりをもつトップアマ。
そんな彼らが驚く、「XXIO9」の完成度に迫った。
「ゼクシオ」といえば、どうしても年配層向けというイメージがありますが、実際に「XXIO9」を打ってみると、ボールが吹け上がらず、左につかまりすぎることもないので驚きました。
構えた形状はフックフェースで、左へのミスが気になりますが、実際に打つとつかまり過ぎずに、やや高めの弾道で曲がりの少ないドローボールになります。無理にボールをつかまえる必要がないのが良いですね。吹け上がることなく、大きく飛ばせます。普段、自分が使っているドライバーよりも飛んでいますよ。
打点のブレに強いのも大きなメリットだと感じます。いつもなら30ヤードくらいロスしそうな、ヒールよりでのミスヒットでも驚くほど飛距離が出ています。これなら15ヤードくらいのロスで済みそうです。ミスがミスにならないのは、試合を想定する上で、とても魅力的です。
フェース面の素材には強い弾き感を感じますが、ボディ部分は肉厚が薄く、たわむ感触を得られます。ヘッド全体の柔らかさがあるので、ボールをしっかりととらえることが出来、コントロールがしやすいですね。
球離れの速いドライバーは、インパクトの瞬間にボールを弾いてしまうような感触があるのですが、「XXIO9」は、フェースへの食いつき感があり、ボールが接触する時間が長く感じられます。ゼクシオユーザーのために開発された、「飛ぶウレタンボール」として最近話題の「XXIO UX-AERO」ボールを使うと、さらに食いつきが良くなりましたね。
レギュラーモデルの「MP900」よりも少し重い、「Miyazaki Melas(メラン)シャフト」を試しましたが、 しっかりした振り心地がいいですね。レギュラーモデルに比べて、やさしさは損なわず適度な重量感を 感じました。軽量スチールアイアンを使用中の方や、パワーヒッターはこちらのほうがタイミングが取り やすいのではないでしょうか。
私の持ち球は、ハイドロー。普段から高いボールでコース攻略しています。試打したのは、「XXIO9」の純正シャフト「MP900」が装着されたモデル。さすがに私にはアンダースペックかと思いましたが、意外にも結果が良いので、とても驚きました。
持ち球である高い弾道はそのままですが、ボールが上がっても吹け上がらず、アゲンストの風にも負けずに飛んでいきます。向かい風に強いボールが打てるのは、試合を考えるととてもメリットがあります。
つかまりの良いヘッドですが、左に行きすぎず、程よいドローになってくれるのもいいですね。いわゆるチーピンになりにくく、球がよじれないストレートに近いドローが打てます。純正シャフトの「MP900」は、ためが作りやすく、しなり戻りを使いやすいですね。
実は以前にも「ゼクシオ」を使っていたことがあり、良いイメージがあります。私が考える「ゼクシオ」のいいところは、ズバリ打音です。「XXIO9」の心地良い澄んだ金属音は、いかにも飛んでくれそうな感じがします。また「ゼクシオ」ユーザーに戻りたくなりますね(笑)
弾き感のあるフェースも私は好きですね。ボール初速が速くなりそうで、好みの打感です。単に機能が良いだけではなく、打音や打感など、人間が感じる部分での性能が優れているのが、「XXIO9」の特徴ですね。
ヘッドの性能が良いので、いつも自分が使っているシャフトと組み合わせて試したみたいと思います。自分に合ったカスタムシャフトを選択すると、弾道はさらに安定すると思います。
普段から色々なクラブを試すのですが、ヘッドスピードが速いこともあり、ほとんどのクラブはつかまり過ぎて左に行き過ぎる傾向があります。そのため、これまでは自然とハードスペックのクラブを好んで使っていました。
そんなこともあり、「XXIO9」を手にしたときは、正直、チーピンしか出ないだろうなと思っていました。しかし、実際に打ってみると、一発目から強いボールで飛んでいくのでびっくりしました。
構えた感じは、ボールが上がりそうな雰囲気で、実際のボールも高く上がります。もともとボールが高いタイプなのですが、打ち出しは高くてもスピン量は増えすぎないので、ドローンとしたボールでキャリーが稼げます。分厚い感触で、手応えのある感じも好きですね。
「ゼクシオ」は、アベレージゴルファーが使うクラブというイメージでしたが、認識を改めました。「これなら使ってみたい」と感じさせてくれる仕上がりになっています。
いつもはハードスペックのクラブでフェードボールを打っています。「XXIO9」はつかまりがよく、いつもとおなじ感覚で打つと、少しドローになります。最初に構えたときは、フックフェースが気になりましたが、弾道は落ち着いていて、つかまり過ぎないのが好印象です。
方向性がすごく良いのも特徴だと思います。スコアメイクにはティーショットの安定が欠かせませんが、「XXIO9」は、左右のミスに強く、ボールが前に飛んでいってくれる安心感があります。
ミスヒットへの強さも特筆に値すると思います。特にヒールに当たったボールは、球の高さや球筋がそれほど変わらず、飛距離のロスも小さくなります。許容範囲が大きいのは、競技志向のゴルファーにも嬉しいですね。
折り曲げ幅を大きくした新開発カップフェースの採用により、トウ・ヒール側の反発性能がさらに向上。
フェース中央部の厚肉部を小さく、移行部を拡大することでスイートエリアが拡大。
先端素材の採用により、シャフトをより軽量化。その分、ヘッドの重量化に成功しました。
しかも重心位置をより手元側に移動。重いヘッドでも振りやすく、手元がしなり、ヘッドが走ります。