7月26日(木) | 07:00~13:00 | TBSホームページ・CSゴルフネットワーク・ゴルフネットワークプラス (1番ホール生中継) |
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7月27日(金) | 11:00~15:30 | TBSホームページ・CSゴルフネットワーク・ゴルフネットワークプラス(1番ホール生中継) |
7月28日(土) | 08:00~12:30 | TBSホームページ・CSゴルフネットワーク・ゴルフネットワークプラス(1番ホール生中継) |
14:00~15:54 | BS-TBS(生中継) | |
16:00~16:54 | TBS関東ローカル+UTY(生中継) | |
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7月29日(日) | 07:30~12:30 | TBSホームページ・CSゴルフネットワーク・ゴルフネットワークプラス(1番ホール生中継) |
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22:30~24:00 | CSゴルフネットワーク・ゴルフネットワークプラス(地上波を録画放送) |
「大東建託」の所属選手として、初めてホステスプロの重責を担う田村亜矢。「ジャンボ(尾崎将司)に認められた新人」「近い将来LPGAを背負って立つ逸材」と評される彼女の素顔とは、一体どのようなものなのか? 21歳の等身大の姿に迫るため、練習ラウンドに密着した。 田村亜矢は「ゴルフをする上で“感覚”が大事だと思っています」と語る。ゴルフは想像力やイメージ力が問われるスポーツだ。理想の弾道を思い描き、イメージ通りにスイングができるかを競う。だが、練習ラウンドでの彼女は思うまま、感じたままに動くタイプには見えない。そこには、彼女なりのキマリごとが詰め込まれていたからだ。
練習日も試合の日も、ラウンド前の朝食は決まってコンビニに立ち寄り、ヨーグルトとプロテインバーを買う。いつも決まった銘柄、決まった味というこだわり。特にお気に入りのプレーンヨーグルト用には砂糖やハチミツ、きな粉を常に持参しているというから驚きだ。
スタート2時間前には必ずクラブハウスに到着し、ストレッチを開始。1時間20分前にはパッティンググリーンに移動。そこからレンジへ行き、SW、PW、8番アイアン、UT、ウッド。最後に6番アイアンかSWで締めるというメニューをこなす。レンジの後はアプローチ練習場で調整し、最後にショートパットの練習を行う。「“入れ癖”をつけるためにカップインを繰り返します。入る感覚を養いたいので」。決まったルーティンの中に、感覚を研ぎすます準備を詰め込む。
こだわりはキャディバッグの中身にも及ぶ。いつも決まったアイテム。コレと決めたもの以外あまりバッグに入れたくないという。クラブもひとつ決めたら、長年同じものを愛用する。最近、アイアンセットをすべて変える話が出たが、「クラブの“顔”が変わってしまうのが恐い」という理由からヘッドはそのままでシャフトだけを入れ替えた。
そんな彼女も師である尾崎将司の教えにはしっかりと従う。なかでも最近勧められて実行しているのが、アイアンでのフェード打ち。彼女はもともとドローヒッターだったが、ショットの精度を高めるために、ボールが止まりやすいフェードを選んだ。フェードで狙うアイアンショットで、パーオン率が上がると、自ずと好スコアにつながるのがその理由。頑固なだけでなく、変化することをいとわない順応性を持ち合わせているのだ。
鳴沢ゴルフ倶楽部の印象を聞くと、「私の好きなコースです。北海道出身なので、洋芝に目が慣れているからですかね」と前向きにとらえた。「あとはティショットの精度とラフでの距離感」と課題を挙げた。特に名物ホールとなっている18番では、「左から迫り出した林を超えるべきか避けるべきか、重要な選択を迫られるティショットが重要なポイント。好位置につけられれば、2オンも十分狙えます」と力強く答えた。ラフでの距離感に関しては、「高地なので1番手以上普段より飛んでしまう部分とフライヤーが合わさると、グリーンオンさせるのが非常に難しい」と警戒。標高1100mに位置するコース特有の状況も冷静に分析していた。
彼女の練習ラウンドに1日密着して気づいたことは、“直感”に頼る部分と“キマリごと”のバランスが絶妙なこと。無意識の中にもルールが決められているからこそ、コース内で直感が生きてくる。プレーでの感覚を研ぎすますために、ほかの部分には注力しない状況を自ら作る。田村亜矢の強さは、そんな自己管理能力の高さからも感じることができた。
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勝負のカギを握る最終18番パー5はティーインググラウンドを後ろにして、昨年より45ヤード長くなり、トータル535ヤードに。昨年のホールスタッツは4日間の平均スコアが4.7534で難易度は17。イーグル数は5、バーディ数は126。今年は何名の選手が2オンを狙ってくるのか注目。
標高約1000mに位置する難関・鳴沢ゴルフ倶楽部が戦いの舞台。
美しく戦略性に富んだコースの見どころをLPGAコースセッティング担当、
塩谷育代プロが徹底解説!
LPGAツアーの大会で唯一、パー3をスタートホールとして使用する。今年はティーグラウンドを左右に2カ所設け、使用ティーを変更する予定のため、日によってグリーンの見え方はまったく異なる。ピン位置、持ち球によって難易度は変化する。プロ選手とはいえ、スタートホールがショートホールというのは難しいもの。普段なら、ドライバーでフェアウェイにボールを運ぶことに注力すればいいが、パー3となれば、調子が定まらない出だしからピンを狙っていかなくてはならない。ティーグラウンドでの重圧は大きいだろう。距離はおよそ160yd。ショートアイアンを持つなら狙いにいきたくなるのが選手たちの心情だが、グリーンの左サイドに広がる池、傾斜のきついグリーンなど落とし穴が待ち受ける。
美しい山並みを背景に、放物線を描いて飛んでいくボールがくっきり見える、ギャラリーの皆さんにはおすすめの観戦ホール。選手にとっては、昨年大会で3番目に難度が高かったホールだ。ホールヤーデージは445ydと長く、ティーグラウンドとフェアウェイの高低差が28ydある打ち下ろしとなっている。フェアウェイのアンジュレーション(起伏)は見た目以上にきつく、ティーショット弾道の滞空時間が長ければ長いほど、正確なショットを求められる。風が吹くと緊張感が高まり、本来の自分のタイミングで打てなくなる可能性があるため、上空の風をしっかり読む必要がある。自分の実力を信じて、それぞれの持ち球で狙っていきたい。フェアウェイを外せば、そこには洋芝の混じった100mmの深いラフが待ち構える。グリーンも傾斜が入り組んでおり、カップインまで気を抜けないホールだ。
フェアウェイ左サイドに林立する松の木と、グリーン手前に待ち受ける池が、試合の最終盤でドラマを演出するロングホール。ティーグラウンドを昨年より45ydも後方に配置し、ホールヤーデージを535ydに伸ばした。距離を伸ばしたことで、一見、難度が上がったように思われるが、ティーグラウンドを高くし、フェアウェイとの高低差を設けたことで、松の木上空を狙いやすくした。ドローボールの良いイメージで打ち出していければ2オンを狙っていくことも可能だ。昨年までは、2オンを狙うにはひときわ高い弾道のティーショットを求められたが、今年はより積極的に狙っていけるレイアウトだろう。ただし、手前の池に加え、奥行きが狭いグリーン形状なので、セカンドショット、サードショットをグリーン上に止める技術が必要となる。果敢に攻めていけるかどうかは、ハートだけの問題ではない。
※2017年大会4日間平均のホールスタッツ