
スリクソンのツアーボール「Z-STAR」シリーズの2021年モデルが新登場!
前作から採用されている新素材「SeRM」(セルム)によるコーティング技術を使いつつ、
ドライバーの飛距離性能、アプローチのスピン性能を向上させ、さらなる打感の良さを追求した2モデルが展開される。
そんな新ボール「Z-STAR」と「Z-STAR XV」を大西翔太プロと2人のアマチュアテスターが試打。
各ボール性能の違いを検証し、ゴルファーがどちらのモデルを選ぶべきかを考察する。
前作から採用されている新素材「SeRM」(セルム)によるコーティング技術を使いつつ、
ドライバーの飛距離性能、アプローチのスピン性能を向上させ、さらなる打感の良さを追求した2モデルが展開される。
そんな新ボール「Z-STAR」と「Z-STAR XV」を大西翔太プロと2人のアマチュアテスターが試打。
各ボール性能の違いを検証し、ゴルファーがどちらのモデルを選ぶべきかを考察する。

さらにソフトな打感に進化した「Z-STAR」
アイアンとアプローチでのスピン性能が向上!
アイアンとアプローチでのスピン性能が向上!
前作よりも0.1mm厚く設計した「スーパーソフトウレタンカバー」と「次世代Spin Skinコーティング with SeRM」によって、フェースに⾷いつくようなフィーリングを実現。ドライバーでの⾶距離性能を保ちつつ、アイアンショットとアプローチでは優れたスピン性能を発揮する。
「Z-STAR」使⽤プロ
稲森佑貴、秋吉翔太、⾹妻陣⼀朗、ほか
稲森佑貴、秋吉翔太、⾹妻陣⼀朗、ほか

⾶距離性能がさらにアップした「Z-STAR XV」
ドライバーでのボール初速を⾼めつつ、
アプローチでのスピン性能も確保
ドライバーでのボール初速を⾼めつつ、
アプローチでのスピン性能も確保
⾼反発助剤をブレンドした「⾼反発ファストレイヤー⼤径2層コア」を採⽤し、ボール初速アップを実現。ロングショットでさらに⾶ばせるように進化している。「Z-STAR」と同じ「次世代Spin Skinコーティング with SeRM」を採⽤することで、ショートゲームでは優れたスピン性能を発揮する。
「Z-STAR XV」使⽤プロ
松⼭英樹、キャメロン・チャンプ、グレーム・マクドウェル、⼩祝さくら、ほか
松⼭英樹、キャメロン・チャンプ、グレーム・マクドウェル、⼩祝さくら、ほか
「Z-STAR」&「Z-STAR XV」
大西コーチによる試打インプレッション
⼤⻄翔太
PGAティーチングプロ資格を持つプロコーチ。
JLPGAツアー選⼿である⼤⻄葵の実兄であり、⻘⽊瀬令奈のコーチを担当。
ゴルファー個々の体格や体⼒に合う指導⽅法を実践し、スイングに合うギア選びをサポートしている。
JLPGAツアー選⼿である⼤⻄葵の実兄であり、⻘⽊瀬令奈のコーチを担当。
ゴルファー個々の体格や体⼒に合う指導⽅法を実践し、スイングに合うギア選びをサポートしている。



アプローチショット
Z-STAR
打感がやわらかく、ボールがフェースに乗ってからスコアラインをたどっていくような感触があります。そのおかげで球離れがゆっくりに感じられ、とても距離感を出しやすいです。スピン性能はバツグン! グリーン上ではワンバウンド⽬でブレーキが掛かり、2バウンド⽬でピタリと⽌まる球が打てます。
Z-STAR XV
ショートアプローチでもボールの芯まで打ち抜けるような、⼿に澄んだ感覚が伝わってきました。「Z-STAR」に引けを取らないぐらいのスピン性能があり、これまでになかった打感の良さも両⽴しているボールです。ツアーセッティングのような硬くて速いグリーンでも、このボールなら問題なくピンそばに⽌められます。


アイアンショット
Z-STAR
前作以上に打感がやわらかく、フェースへの接触時間が⻑く感じられます。プロはよく“球持ちがいい”という表現をしますが、「Z-STAR」はまさに、インパクトでひと押しして、ラインを出して打っていける感覚を得やすいボールです。スピン量も確保されていて、アイアンらしい弾道を打ちやすいのも⻑所です。
試打クラブ「7番アイアン」 | |||
ヘッドスピード | 41.8m/s | バックスピン | 4872rpm |
初速 | 56.8m/s | キャリー | 187yd |
打ち出し角 | 19.1° | 総飛距離 | 201yd |
※弾道計測器「GC2」で5球計測したベストデータ
Z-STAR XV
インパクトでボールの重さが伝わってくるような、しっかりとした打感です。⾶び出していくボールのスピードが速く感じられ、打ち出しから球が⾼く上がってくれます。⾼弾道をいかしながら、空からピンそばにボールを落とせるようなイメージが沸きますね。アイアンショットでも⾶んで曲がらない雰囲気があります。
試打クラブ「7番アイアン」 | |||
ヘッドスピード | 42.0m/s | バックスピン | 4687rpm |
初速 | 57.5m/s | キャリー | 187yd |
打ち出し角 | 21.5° | 総飛距離 | 199yd |
※弾道計測器「GC2」で5球計測したベストデータ


ドライバーショット
Z-STAR
アプローチやアイアンショットと同じく、打感はとてもソフトです。インパクトでボールを押しつぶしながら打てる感覚があり、その割にボール初速性能は優秀で、スピン量も多くなり過ぎません。どちらかというと、中弾道の低スピンで⾶ばすイメージです。インパクト感がソフトなので、⽐較的やさしく打っていける感覚もあります。
試打クラブ「ドライバー」 | |||
ヘッドスピード | 51.8m/s | バックスピン | 2222rpm |
初速 | 72.3m/s | キャリー | 280yd |
打ち出し角 | 14.8° | 総飛距離 | 303yd |
※弾道計測器「GC2」で5球計測したベストデータ
Z-STAR XV
インパクトしてからの球離れが速く、オートマチックに⾼初速と⾼弾道で⾶ばせるビッグボールが打てます。初速を保ったまま、前へ前へと突き進むような強弾道になるのが特⻑ですね。「Z-STAR」と⽐べると打ち出しが少し⾼めで、より低スピンになる印象です。まさに⾼弾道の低スピンで、⾶ばせるポテンシャルが⾼いボールと⾔えます。
試打クラブ「ドライバー」 | |||
ヘッドスピード | 52.4m/s | バックスピン | 2166rpm |
初速 | 73.3m/s | キャリー | 285yd |
打ち出し角 | 16.2° | 総飛距離 | 308yd |
※弾道計測器「GC2」で5球計測したベストデータ
「Z-STAR」&「Z-STAR XV」
アマチュア2名の評価はいかに!

菊池知己さん
ゴルフ歴:20年
平均スコア:80前後
普段使っているボール:ウレタンカバーのX系ボール
平均スコア:80前後
普段使っているボール:ウレタンカバーのX系ボール
菊池さんのインプレッションをチェック

鶴原弘⾼さん
ゴルフ歴:17年
平均スコア:80前後
普段使っているボール:ウレタンカバーのX系ボール
平均スコア:80前後
普段使っているボール:ウレタンカバーのX系ボール
鶴原さんのインプレッションをチェック
菊池知己さんのインプレッション
菊池さんが選んだのはこのボール!
「Z-STAR XV」
大西コーチの⾒⽴ては?
⾶距離を出すことでスコアにつなげたいという菊池さんには、新しい「Z-STAR XV」が最適だと思います。「Z-STAR XV」は初速性能が⾼くて⾶ばせるし、菊池さんは持ち球であるドローボールをコントロールして打つことができていました。⾶びを重視しつつ、操作性とスピン性能にもこだわりを持つゴルファーには「Z-STAR XV」がピッタリです。

鶴原弘⾼さんのインプレッション
鶴原さんが選んだのはこのボール!
「Z-STAR」
大西コーチの⾒⽴ては?
スコアを作っていく上で大切な要素のひとつが、グリーン周りからのアプローチです。そのフィーリングを重視して「Z-STAR」を選んだ鶴原さんのチョイスは、とても正しいと思います。鶴原さんはカラダを大きく動かすタイミナックなスイングの持ち主で、自分のフィーリングを活かして弾道をコントロールしていくタイプ。そういうスタイルの方には得に「Z-STAR」の方がオススメですね。

大西コーチの総評
⾶んで曲がらない性能とフィーリングの良さに
磨きが掛かった2モデル
「Z-STAR」は、前作以上にソフトなフィーリングになり、アイアンショットやアプローチでよりスピンを掛けやすく進化しています。対して「Z-STAR XV」は、アプローチでのスピンの掛けやすさを保ちながら、ロングショットではさらに高初速で飛ばせるようになっています。
今回の菊池さんと鶴原さんの例からも分かるように、どちらを選ぶかはゴルファー個人のプレースタイルによるところが大きいです。ぜひ2つのモデルを1スリーブずつ購入して、皆さんもコースで使って判断することをオススメします。
2モデルに共通しているのは、ともに直進性に長けていて、横風に負けないボールが打てるところです。“ここは曲げたくない”という場面でプレッシャーを感じずに打たせてくれる「Z-STAR」シリーズは、プレーヤーにとって大きなメリットとなるはずです。
今回の菊池さんと鶴原さんの例からも分かるように、どちらを選ぶかはゴルファー個人のプレースタイルによるところが大きいです。ぜひ2つのモデルを1スリーブずつ購入して、皆さんもコースで使って判断することをオススメします。
2モデルに共通しているのは、ともに直進性に長けていて、横風に負けないボールが打てるところです。“ここは曲げたくない”という場面でプレッシャーを感じずに打たせてくれる「Z-STAR」シリーズは、プレーヤーにとって大きなメリットとなるはずです。
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